ーーー 一方その頃。狛枝(?)は、狛枝のコテージで混乱していた。
狛枝(?)『な、なんで……!?なんで私が……!?』
ウサミ『お、落ちゅいてくだちゃい!』
千秋ちゃん!
ーー そう、実はこの弱そう()な狛枝凪斗は、実は超高校級のゲーマー、又はこのプログラムの監視人の七海千秋である。
狛枝(七海)『狛枝くんの体使い勝手悪すぎだよ……!不運に幸運が来るんじゃないの……!?』
ウサミ(普通にウサミ)『そうでちゅよね……?!』
狛枝(七海)『ていうか何でNPCの私も成り替わってるの……!?』
ウサミ『わ、分かりまちぇん……!!』
現在の七海はかなり酷い事になっていた。
朝目覚めたら違和感があり、鏡を見ると狛枝で悲鳴を上げる。
その後生徒の悲鳴でウサミが来て状況説明。
ビーチで七海(本体)を探そうとしたらヤシの木の実が頭に落ちてくる。
そして当たって蹲っていたらカニに噛まれる。
案外七海はいつも通りの狛枝っぽい(?)無表情&不運なのですれ違った人には心配をされない。(澪田(九頭龍)と田中(花村)
そいでもってコテージに戻る際にずっこける。
…普段あまり外などに出ずにゆっくりする七海からすると満身創痍である。
そのとき…
ーーガチャッ
狛枝(七海)『……!?』
ウサミ『だ、誰でちゅか……!?』
ドアを開けられたその先には、普段の彼には珍しい、少し困惑した表情の日向創が居た。
日向(?)『……』
狛枝(七海)『ひ、日向……くん…?』
ウサミ『ち、千秋ちゃん!?』
日向(?)『あー…そうだ。俺は日向創だ。』
狛枝(七海)『やっぱり日向くん!?よ、良かった……誰かと思ったよ…』
日向(日向)『俺もびっくりだな。七海、大丈夫か。』
狛枝(七海)『うーん、まぁ…うん。 でも日向くんは日向くんのままなんだね、ちょっと安心したよ。』
日向(日向)『お前はそれで良いのか…?』
ウサミ『やっぱり日向くんでちゅか!日向くんは変わらずでよかったでちゅ!えっと……日向くんは狛枝くんのコテージに何をしに来たんでちゅか?』
日向(日向)『いや、狛枝に荷物を持ってくるよう頼まれてな。』
ウサミ『そうなんでちゅね!偉いでちゅ、日向くん!』
日向(日向)『はは、ありがとな。』
狛枝(七海)『うーん……でも困ったなぁ…』
日向(日向)『どうしたんだ?七海』
狛枝(七海)『なんか、狛枝くんの体になってから不運続きなんだよねぇ…(幸運がない)』
日向(日向)『そうか……』
ウサミ『困っちゃいまちゅよね……』
日向(日向)『じゃあ、俺も七海(体)を探すのを手伝うぞ。』
狛枝(七海)『ほんと!?ありがと、日向くん!』
日向(日向)『じゃ、俺は先に食堂を探してくる。』
ウサミ『はいでちゅ!いってらっちゃーい!』
ーーバタン。
日向(日向?)『ふ…ふふ…』
日向(日向?)『ここまで案外騙せるんだね…まぁ七海さんもこの状況に困惑しちゃってるからだろうな……ふふ、まぁボクも本物の日向クンに見つからなかったら、今のまま平和なんだし。』
日向(日向?)『でも、七海さんがボクの才能を受け継いじゃってたのは以外だったな……だから今日もヤシの実は落ちて来ないし変な所で転ばなかったのかな。
……じゃあ、日向クンの才能って何だろう。折角今なれてるんだしね。とことん研究しなきゃ。』
と、「日向創」は笑った。
【現在確認】
日向創 → 左右田和一
左右田和一 → 花村輝々
花村輝々 → 田中眼蛇夢
九頭龍冬彦 → 澪田唯吹
澪田唯吹 → 辺古山ペコ
ソニア・ネヴァーマインド → 七海千秋
弐大猫丸 → 罪木蜜柑
終里赤音 → 西園寺日寄子
七海千秋 → 狛枝凪斗
狛枝凪斗 → 日向創
コメント
5件
閲覧&ハート、素敵なコメントありがとうございます!(`・ω・´)
な、ななみーん!それは狛枝だよー!早く気づいてくれ、、、w今回のお話もどきどきわくわくしました(◜ᴗ◝ )