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コメント
2件
ありがとうございますm(_ _)m事件も面白いし双子の関係もよくなりそうで嬉しいですこの後ハッピーエンドかバットエンドかは、分からないけど予想して応援してます
『双子の名探偵は今日も嗤う』〜謎あるところに闇は生まれる〜
番外編 第1話 隠しきれない秘密
デビルズパレス 夜。3階廊下。
『はぁ、はぁ…。』
『……。』
『下ろしなさい、ルカス…っ。私なら大丈夫よ…っ。』
『まともに歩けないのによく言えますね…。 』
『百合菜が私に何か話しかけようとしてたじゃない……。』
『……主様。中途半端な優しさでは百合菜様を余計に…。』
『わかってるわ…そんなこと私が1番よく分かってるのよ…っ。』
『……。』
ガチャ。
私は自分のベットに主様を寝かせる。
『今はゆっくりお休み下さい。』
『ルカス…っ。お願い、話をさせ――。』
全て言い終わる前に唇を塞がれてしまう。
『んぅ…っ!?』
ゴクッ。
『っ、なに、を飲ませ…っ。』
私はベットにそのまま倒れ込む。
『おやすみなさいませ。主様。』
私は睡眠薬を含んで主様にキスをした。
食堂にて。
『ベリアンさん。何を隠してるのか教えて下さい。』
『…出来ません。そもそも隠してることなんて…。』
『それは嘘だな。ベリアン。何年君といると思ってる?』
『ミヤジさん…。』
『お姉ちゃんが…倒れて寝込んだのはこれが初めてじゃない…。』
『え?』
『お姉ちゃんはパパとママのお仕事を手伝っていた時…たまに倒れることがあった。それも…何回も。眼帯してたから目の痛みが原因なのかとずっと思ってたけど私だって大きくなって…。違和感は感じてる。私だって馬鹿じゃない。でも…教えてくれなかった。』
『倒れることの理由が…百合菜様に言えないことってこと…?』
『ベリアンさん。俺達だって主様の執事だ。教えてくれてもいいじゃないんですか?』
『……っ。』
『ボスキ君。そう簡単に言わないであげてほしい。私達にだって人に言えないことの1つや2つはある。』
『ルカスさん……。』
『主様なら今ぐっすりと寝ている。しばらくは起きてこないから。心配をお掛けしましたね。主様。』
主様に頭を下げる。
『ルカス……。』
『担当執事のベリアンと私は知っているよ。でも、主様が他の執事には言うなって言われてるんだ。』
『俺達にも。ですか?』
担当執事は麻里衣様に9人 百合菜様に9人と
日替わりで2人ずつ付けている。
※麻里衣様が仕事の時はベリアンとルカスと決まっている。
『主様が元気ないなら俺がご飯を作って元気にさせてあげたいんです。理由が仮に話せないとしても…。』
『俺達は麻里衣様の担当執事です。せめて俺達にだけでも教えて下さい。』
『主様に何か抱え込んでる悩みがあるなら聞いてあげたいんです。』
『お願いします。ルカスさん。俺にも知る権利がありますよね?』
『ルカス先生。話すのは麻里衣の為にも、百合菜の為にもなると思うぞ。俺は。』
『俺も…主様に何があったのか知りたいです…執事として。』
『言えないひとつやふたつ我にもある。
だが…倒れるのが初めてではないならその理由を我々に話す義務はあると思うぞ。』
真っ直ぐな目で私を見つめる
ロノ君、ハウレス君、フェネス君、フルーレ君、ハナマル君、テディ君、シロ君。
『…そこまでして知りたいんだね。みんな。』
『…ルカス。私からもお願い。真実を知って…お姉ちゃんに恨まれても嫌われてもいい。
教えて。』
『……!』
(全く…姉妹揃って同じことを…。)
『分かりました。お話します。私とベリアンの知ってる……麻里衣様の秘密を。』
次回
第2話 暴かれる真実