なに書きたかったか思い出してスッキリしてます。
改めて私の作品shpくんしかいねぇなとなっておりますが、今回もまたshpくんです。
気づいたなら変えろって感じですが、書きたい衝動は抑えれないんですよね!
※スラム/人身売買/奴隷/年齢操作/モブ大量
世界線は昔の西洋に近い(でも関西弁)
shp「おなか、すいた…..」
廃れて屋根のないスラム街の一角にある家
そこにはお腹を空かせた少年が1人、蹲っている
shp「お母さんとお父さんどこぉ…」
お腹を空かせて親の帰りを待つ
今日も帰ってこなかった…あと何日….
そんなことを考えながら泣き疲れて眠る
「ここに子供がおるぞ!!!」
家の隅っこで縮こまって眠っていた少年は大きな音に目が覚めた
shp「….???」
目を開けるとたくさんの男に囲まれていた
恐怖と困惑で自然と涙が流れる
「泣いてるぞ?」
男たちはざわつき始める
shp「….だれ…?」
「おじさん達が助けたる、おいで」
ぐぅーとお腹の音が鳴る
shp「おなか…すいた…」
「いっぱい食わしたる、せやから家にき?」
shp「…….コク」
小さく頷いて男たちの後ろをついて行く
それから数日後
少年は今初めて騙されていたのだと気づいた。でももう遅かった
車の荷台に積まれてどこかに運ばれている
売られる…殺される…恐怖に頭が支配されていく
shp「たすけて!!!」
「うるさい、静かにしとれ」
shp「おねがッッ…..」
「静かにしとったら痛いこともせーへんわ」
shp「….ぁ、ごめ…なさ….」
脅されると身動きも取れないくらい、怖かった
少年には、辛すぎた….
それから数十分激しく揺られると、どこかに着いたらしく、辺りが騒がしい
今なら叫べば気づいてくれる…?
でもどうしよう…怖い….声が出ない…たすけて…
カンカンカン、ベルの音が聞こえてくる
周りはどうなってるんやろうか…
ボロい木箱は所々穴が空いていて中から辺りを確認することが出来た
見えるのは舞台のようなところでマイクを持った男、観客席には仮面をつけて着飾った貴族のような人達
これから俺はどうなるんやろうか?
しぬんかな….お母さん…お父さん…どこぉ…?
「本日の目玉商品!」
「10歳程の男の子!男ですがこの可愛らしい顔!」
「目玉ですからドーンとあげて800万から!」
『900万』『1000』『1300』『1600』
『2000』『2100』『3000』
「跳ね上がりました3000!それ以上の方は!」
『4000』『4500』『4800』『5000』
「5000!5000です!!それ以上の方は!」
「いませんので5000万で落s」
《 1億だ 》
「….ぇ?」
《 1億でその子を買う 》
「あぁ、はい」
「1億円で落札です!」
カンカンカンカン
よく分からないが、俺は1億で買われたらしい
金髪に眼鏡の、胡散臭そうな男だ。
周りにも何人か男がいたが何も話してなかった
金髪眼鏡と同じ車に乗せられて何処に向かう
shp「………?」
見たことの無い森の中に入っていく
《 そんなに心配しなくてもいい、今から行くのは私の家だ 》
なにもかもを見透かしたような瞳と目が合う
shp「おじさんだれ」
《 お兄さんだ 》
shp「……おにいさんだれ」
《 私はグルッペン・フューラー 》
shp「グルッペン」
gr「さんをつけろ」
shp「グルッペンさん」
gr「嗚呼、それでいい」
shp「………..」
色んな疑問が頭をぐるぐると回る
なんで買われたんやろ、とか
これから何させられるんやろ、とか
この人はどういう人なんやろ、とか….
gr「よく分からないって顔してるな」
shp「……」
gr「不安か?」
shp「…..コク」
小さく頷くと何も言わずに優しく微笑みかけてくれるgr
暫く無言で窓の外を見ていると大きな家が見えてきた
gr「着いたぞ」
shp「…..ッ….なに….する…?」
gr「大丈夫だ、怖くないぞ」
あの男達も初めはそう言ってた….
この人達も優しくして油断させて売るんや…!
shp「…いや…ッ…!」
家と反対方向に走り出す
gr「!?」
gr「kn!zm!」
kn&zm「任せろ!!」
フードで目が隠れた人と赤と黒のストライプのシャツを着た人が追いかけてくる
まだ体も小さく、体力もない俺が勝てる訳もなくすぐに追いつかれた
shp「いや、やッ!!」
後から他の人達も追いかけて来た
zm「何がそんなに嫌なんやろ…」
sha「お前が怖いんちゃうか?笑」
em「オークションに売られてたんでしょ?」
「酷い仕打ち受けてたんちゃうん…?」
kn「そーか….大変やったなぁ」
tn「不安やな…怖いな…もっと早く助けられへんくてごめんな….」
色んな人がしゃがんで優しく問いかけてくれるでもまだ怖い…..
rbr「大丈夫やで…ここでは誰も酷いことしたりせーへんよ」
俺とさほど身長の変わらない男の人が言う
shp「どうせ….また騙してるんやろ…」
ci「前に騙されたんやな….怖かったな…辛かったら…怖かったら泣いてええんやで」
「君はまだ子供なんやから、周りの機嫌なんか伺わんでええんやで、誰も怒ったりせーへんよ」
そう言われると何故かふっと力が抜けて涙が止まらなくなった
それから泣き疲れて寝てしまっていたらしい、目覚めた時はふわふわな雲に乗っている感覚だった
tn「ん..!みんなー!起きたよー!!」
rbr「ほんまか!?!!?!?」
ドタバタ騒ぎながらたくさん人が集まる
kn「良かったぁ!!」
zm「いやほんまに….あ、俺フード脱いだ方がええかな?」
sha「まだ怖いんちゃう?」
shp「こわく…ない…」
ut「怖ないって、良かったなzm」
em「tntnさん私食べ物持ってきますね」
tn「ありがとうemさん」
ci「起きたて騒がしいと可哀想やから僕達はそろそろ戻りましょ~」
shp「ぁ…..」
ぐるぐる眼鏡の人のズボンをキュッと掴む
ci「ん?!どーしたん?」
shp「…..おって」
ci「ぇ…俺?」
shp「….コク」
頷いたのを見て他の人はふりふりと手を振って部屋から出ていく
ci「俺でよかったん?」
shp「うん」
ci「うれしいなー」
shp「……」
ci「俺チーノって言うんやけど、君は?」
shp「ショッピ」
ci「shpくんか!話すのは苦手?」
shp「あんまり….はなさんから….」
ci「そっかー」
shp「ciさんは…?」
ci「俺は人と話すん好きやねん」
shp「すごい…」
ci「shpくんもここのみんなと居ったら楽しいって思えるようになるで!」
話しているとコンコンとドアがノックされた
em「失礼、食べ物持ってきましたよ」
ci「emさんありがとう!」
「shpくん、お腹空いてる?ご飯食べれる?」
shp「おなかすいた」
ci「よかった!これ持ってきてくれたから!」
俺の前には柔らかいパンとスープが並べられる
shp「いただきます…」
パクッとパンを1口食べた時思わず涙が溢れた
ci「え、え?!どーしたん!喉詰まった?!」
shp「…..ッ…..ぐす」
ci「大丈夫?美味しくなかった?」
shp「おいしぃ…」
ci「ならよかった」
不安そうに眉間に皺を寄せて此方を見ているci
shp「こんなおいしいごはん…ひさしぶり…」
小さい頃からスラムで育った俺は、柔らかいパンどころか食べられる雑草を食べて生活してた
スラムに行くよりもっと前にお母さんが焼いてくれたパンも柔らかくて…美味しかった…
それから俺は貰ったご飯を完食して、おなかいっぱいでまた寝てしまった
ここ最近はずっと働かされていて疲れていたのか、朝までぐっすり寝てた
朝になるとciさんが起こしてくれた
ci「朝やでshpくん」
shp「ん….ぁ..!」
ビクッと体が強ばる
ci「おはよう」
優しく語りかけてくれるciさん
shp「おはよぅ…ございます….」
初めの頃は朝起きる度に警戒してたけど、毎日毎日優しくされて、いつしか警戒も取れてきた
月日は流れ
俺がこの家に引き取られて10年経った
そして今日は俺の20歳の誕生日や
kn「成人おめでとうな!shp」
ci「shp成人おめでとう!」
shp「もう10年すか…長いようで短かったっすわ…」
これからもみんなでいっぱい色んなことしてバカ笑いして、この家に帰ってくるんや…
どちゃくそ長なりましたが、私の好き(愛)を詰め込みました!!!
コメント
4件
おいしい、、、
あの人らに育てられたら戦闘狂になるわなまぁそこもええんやけど てかなに10歳からイケメンなん??こわ