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1話完結物語。

2 - 嫌われ者は鬼の隣

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2024年06月20日

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『 嫌われ者は鬼の隣 』




krsm!!!



















ざわついた教室の中で、誰かが言う。









mb「 ____あ、”嫌われ者”が来たっ、移動しよ 」











、沈黙の中で、母親は目を逸らす。








mm「 …、( 無視 」









___________。








夜空を見上げながら、そっと呟くのは、独りぼっちの嫌われ者。








sm「 、どうでもいい、や 」









「 誰か、俺のことを愛してくれないかな、…なんてな、( 呟 」









__________これは、嫌われた1人の少年と、恐れられるべき鬼との物語。


















朝、席で静かに本を読んでいると、先生が教室に入ってきて話し始めた。







teacher「 今日はこのクラスに転校生が来ます。さ、入って 」










皆がドアの方を向いて、落ち着かない様子でいる。









がらっ、と、音がした後に見えたのは、金髪眼鏡の変わった人だった。








kr「 えっと、はじめまして!krです!…よろしく( 笑 」









名前はkrといい、明らかに陽の雰囲気が隠しきれていない人だった。









sm「( 転校生、か、。特に関わらないし、 )」








俺はぼんやりと転校生の輪郭を見つめ、心の中で呟いた。







teacher「 席はあそこね。はい、じゃ、授業始めますよ 」








先生が指を指す席は、俺の近くだった。









kr、は俺と目があうと、ほんわかと柔らかい笑顔を見せた。








kr「 お、よろしく!( 笑 」








、俺は一拍遅れて反応した。








sm「 っぁ、はい、 」







、周りの視線が突き刺さる感じがしたが、気のせいだと片付ける。












久しぶりに人に話しかけられたな、なんて思ったのは内緒だ。

















チャイムがなり、下校時刻を知らせた。









教室の中には数名しかおらず、雑談をしている人ばかりだ。








今日はさっさと帰ろう、と席を立った瞬間、後ろから声をかけられた。








kr「 っね、っ、sm、だっけ、ちょっといい? 」








振り返った先にいたのは、転校生の…確かkrだ。







sm「 ぇ、kr、さん、?…何ですか、 」








kr「 、とりあえず来て!( 連 」






krは俺の質問にも答えず、俺の手を引いた。







sm「 、ゎ、え、?!( 引 」







それに驚いた俺は、間抜けた声しか出なかった。


















少し小走りで、階段を降りていく。







止まったところは、誰も入らないような、裏口の方だった。








kr「 、っふう、ここなら誰もいないね、 」








sm「 、な、んですか、? 」









運動不足な俺は、少しのことで息が上がっていたため 下を向いて話した。









kr「 ぁ、ごめん何も言ってなかった、!…ね、sm、こっち見て、 」








sm「 、?、( 見 」








「 、っえ、 」













、俺はそこで、人生初、ツノの生えた転校生を目の当たりにした。










kr「 ふ、びっくりした?触ってもいいけど( 微笑 」









krは朝の時のような笑顔で、自分の頭から生えているツノを指差した。









sm「 、ど、どういうこと、っ、?( 混乱 」








俺はkrの笑顔を目の前に、混乱でいっぱいだ。









sm「 、kr、…は、鬼って、こと、? 」








kr「 そ。でも俺の家系はちょっと違ってね、 」










、そう言い、ずいっと俺の方へ体を寄せた。










kr「 俺は、”一目惚れする”と、ツノが見えちゃうんだ( 笑 」








sm「 、ひと、めぼれ、っ、? 」










まるで馬鹿だなと頭ではわかっていても、顔がじんわりと赤くなるのがわかった。










kr「 、だから、smには、俺に一目惚れさせた責任をとってほしーの。( 口付け 」









、口に、温かい何かが触れた。









sm「 、ッ、はっ、?!!!/ 」












、顔はまだまだ赤いまま。
















krsmって世界を救うと思うんだ

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