いつからこうなってしまったんだろう…
父、母、妹、家族全員から疎まれ、毎日嫌がらせを受け、私の居場所などなかった…
だから私は18歳になったのと同時に家を出た…
そして私には彼氏ができてこれからの幸せを夢見ていた矢先、妹に彼を奪われた…
その報告を受け家族集合ということで実家へ帰っている途中…
プーーーッ!
私は電車に轢かれた…
私「なんで…私ばっかり…」
?「お湯加減はいかがでしょう?」
私「…え?」
え?え?この綺麗な浴槽…いや綺麗どころか宝石だらけの浴室じゃない!?
?「エヴァ…様?」
私「エヴァ…」
エヴァ…宝石が散りばめられた浴室…どこかで見たことが…
私「あ!」
?「どうなされました!?エヴァ様!?」
私「あなたもしかしてエレナ?」
?「???」
エヴァ…フローラ王国の国王であるケビンの婚約者であり、ユウェル公爵家の令嬢。
これは私が家出するまでの間ハマっている貴族系の恋愛漫画の話で…
その漫画の始めの方で出てくるエヴァの入浴シーンでエレナという従者がマッサージをしている描写があった。
その浴室は今私がいる宝石が散りばめられた浴室と瓜二つ…
私「あなたエレナなのねっ!?」
?「は、はい!?そうですが!?」
私「私はエヴァで、あなたはエレナ…」
エレナ「ど、どうなさいましたかエヴァ様、今日生誕パーティーだと言うのに…」
私「生誕パーティー…」
それってエヴァ…いや私が追放されるイベントじゃない!?
私「エレナ…急いで準備しましょう(^^)」
エレナ「か、かしこまりました!」
エレナ「エヴァ様!縛りますよ(^^)」
私「お、お手柔らかに(^^;)」
ギュッギギギ!
私「ぎゃぁぁぁぁぁ!」
エレナ「さぁ〜もっと縛りますよ〜(^^)」
私「死ぬ死ぬ死ぬ…gy…」
エレン「さぁ!いってらっしゃいませ!エヴァ様(^^)」
私「こんなキツキツで楽しめないわ…💢」
エレン「イチオシのドレスですし!それでは〜」
バタンッ!
私「ったく、どっちが主人よ…」
?「エヴァ様〜!」
私「あら…」
確か彼女たちは…
?「ごきげんようですわ!エヴァ様(*´꒳`*)」
?「ごきげんようですわ、エヴァ様!!」
?「ごきげんようですわ、ドレス素敵ですっ!」
私「ありがとう(^^)、クララにソフィにアリア(*´꒳`*)」
クララ「っ…//名前を呼んでくださるなんて光栄ですわ//」
ソフィ「お誕生日おめでとうございますっ!!」
アリア「少しばかりですが私たちも贈り物をさせていただきました!喜んでいただけると嬉しいですが…//」
私「贈ってくれるだけで嬉しいわ、ありがとう!」
ソフィ「感謝なんてっ…(´;ω;`)」
クララ「良い1日になることを願っています!!」
私「クララ、ソフィ、アリアも楽しんでいってちょうだい(^^)」
アリア「ありがとうございますっ!!では失礼いたしますm(_ _)m」
なんて礼儀正しい子たちなのっ!?こんな子達に慕われてるなんて…身に余る幸せ//
?「エヴァ」
この声は…
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