コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ー金吾ー
学園長先生のお使いには組の皆で行っている間に学園が襲われた。僕達が帰ってきたとき、学園は全滅だった。学園を出るときは確かに生きていたはずなのに、皆の体は氷のようにつめたかった。
庄左ヱ門「だめだ。誰も息をしてない。」
いつも冷静な庄左ヱ門の声はふるえていた。
きり丸「先生方もだ。」
乱太郎「そんな‥‥‥。何で、何でこんなことに‥‥。」
乱太郎は泣いていた。みんなも泣いていた。僕も、泣き虫の名のとうり頬をつたう涙を止めることなく、先輩にすがって泣いた。
あれから5年がたった。あのあと私達はタソガレドキに保護してもらった。そして、当時の先輩よりも強い力を持った。あの日学園を襲った城は、2年前の私達がおとしたためもうない。今では一覇衆という名で任務をして11人全員で暮らしている。そして今日も、命を救うために団蔵と鍛錬をしていた。
金吾「っ‥‥。やるな。団蔵。」
団蔵「お前もな!」
そんなことを言っていると変な気配が現れた。皆も気づいて私達のいる庭へと集まってきた。
庄左ヱ門「かまえて!」
皆それぞれの得意武器をかまえる。が、なんの攻撃もない。
虎若「何だったんだ!?」
金吾「気を抜かない方がいい。」
嫌な予感がした。そしてその嫌な予感は的中した。