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春の終わり、少しあたたかくなってきたころ。
のあ。が転校してきたのは、どこかざわざわしてるけど不思議と居心地のいいクラスだった。
放課後の教室。ひとりでノートをまとめていると──
🐺「のあちゃん、まだ帰ってないんだ?」
のあ。「うん、授業の板書、ちょっと整理してたの」
🐷「えらっ!オレなんて授業中ずっと落書きしてたわ」
のあ。「それ、ちゃんと怒られるやつじゃん(笑)」
🐿️「でもチャンビンヒョンの落書き、案外上手いよ?今度見せてあげなよ、のあちゃんに」
🐷「マジで!?見てくれる?俺の“バンチャン爆発シリーズ”!」
🐺「やめろやめろ、なんで毎回オレ爆発してんの!?」
のあ。(クスッ)「仲良しなんだね、ほんと」
🦊「のあちゃんって笑うと雰囲気やわらかくなるよね〜。春っぽいっていうか」
のあ。「春っぽいって…なにそれ(笑)」
🐶「なんかわかる。静かだけど話すと安心するっていうか」
🐰「……ほめすぎじゃない?」
のあ。「リノくん、ずっと寝てたのに急に起きた(笑)」
🐰「聞こえてただけ。別に気になったとかじゃないし」
🐣「リノヒョン照れてる〜!」
🥟「のあちゃん、明日さ、一緒にお昼食べようよ」
のあ。「えっ、いいの?」
🥟「うん。そっちのほうが楽しいと思って」
🐿️「うわ〜ジナ先輩、ストレート〜!」
のあ。「ありがとう、楽しみにしてる」
🐺「あ、じゃあさ、明日のお昼はお花見しない?中庭の桜、そろそろ咲いてるよ」
🐶「ピクニックっぽくしよ。お弁当持ってくる」
🦊「じゃあオレお菓子係〜!」
🐷「のあちゃんは?」
のあ。「…じゃあ、わたし飲みもの用意するね」
🐣「最高の春になりそう〜!」
のあ。(みんなの声に囲まれて、なんだか、心がふわっと軽くなった気がした)