コメント
19件
はい最高ー
第1章 見殺し 第1話
君が死ぬ一ヶ月前
今日も俺らを夕陽が照らす
その時に限って、こいつはこういう事を言う
『 人生って、難しいよね 』
「 …うん 」
君は限って、この話をしだす
『 この話はもう聞き飽きたね、ごめん。w 』
「 そんな事ない。君が興味あるなら、俺もあるし」
『 そう??w嬉しいな 』
君の笑顔が世界一好きだった
“ もっと愛を伝えたい ”
その願いは
君は…君は…
あいつが…君を虐めたから
君は…堕ちていったんだね
やめてよ…冗談でしょ…
君は…優しくて…元気で…いつも笑っていた
ねぇ…
お願いだから…もう一度…チャンスを…
その瞬間だった。
『 何やってんの??そこで。誰か待ってるの?? 』
「 その声は… 」
振り向いても、そこには君の姿は無かった。
でも…確実に君の声がした
此処は…お前が死んだ所なんだよ…
だから…此処に現れるんだね
君はいっつもそう言うね。
『 人生、そう簡単には上手くいかないね 』
初めて君の名前を呼んだ
その瞬間、君が目の前に現れた。