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kzh side
目が覚めると知らない景色が広がっていた。
ここがどこか一切分からない。見覚えのない場所。
とりあえず歩き進めた。
そこには大きな建物が続いていて、俺の住んでいた所とは全く別の場所だった。
さらに歩き進めると俺は嫌気がさした。
人間だ。
あの人間だ。
吸血鬼に差別をする。何度酷い目にあったことか。
そうか、ここは人間の住む場所なんだ。
早く帰りたい。でも、
kzh「どうやって戻るんだ、?」
何からしたらいいのか何もかもが分からない。
このままだと帰ることも難しいと感じ、吸血鬼という事実を隠して過ごすことにした。
kzh(少し時間が経てば帰り方も分かるはず、)
まだ俺は人間の世界の知識もあり、吸血鬼特有の羽なども隠すことが出来る。
kzh「だけど食事が必要なんだよなー、」
パートナー的な存在を作らなければいけない。
散歩していると同じ服を着た若者3人がいた。
kzh(そういえば、ここには学校とかいうやつがあったな。)
どうやって通い始めるかも知らないけれど、俺はとりあえず学校に行くことにした。
たまたま、俺が来ていたジャージと似ている学校を見つけたからそこに忍び込むことに。
kzh「意外と楽しみかも…な。」
学校という所にはたくさんの人間がいた。
ぐぅぅ…
kzh(お腹すいたなあ…)
下手な真似は出来ない。目立つこともダメだから。
バレたらどうなるんだろ、自分でも分からないや。
きっと、生きることが出来なくなるだろう。
階段を登り詰めると屋上に着いた。
とても風が吹いて涼しくて俺にとって1番好きな場所になった。
あれから何日たっただろう。
生活に最低限必要な風呂やトイレ食事は民家に侵入して真夜中に済ましていた。
そして昼間には何も無かったかのように学校へいく。
特別授業を受けるわけでなくただ、パートナーを見つけるだけ。
でも
kzh「屋上って誰も来ないんだなー、」
教室に居ても違和感でしかないし、屋上にしか俺はいれない。
kzh「まじで困ったなこれは。」
??「ちょっと!屋上は立ち入り禁止だよ!」
そう叫んできた人間が来た。
これはチャンスだ。
kzh「ねえ、そんなことより俺のパートナーになってよ。」