テラーノベル
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今日も今日とて夜まで仕事。
しかも今日は涼ちゃんがいない。
既に気分が下がっている。
仕事は仕事だ。切り替えるが。
なんとか乗り越えて家に帰る。
長かった。大好きな人がいない1日はとてつもなく長く感じた。
お風呂に入って髪を乾かし歯を磨いてすぐに布団に入る。
帰ってきてから1時間も経っていない。
涼ちゃんがいないならすぐ寝てしまおう。
そう思ったのだが中々寝付けない。
どうしようかとスマホをいじる。
ふとSNSであのドラマの役の涼ちゃんが流れてきた。
身体がまた興奮する。
ゾクゾクと。今までの行為中の涼ちゃんも思い出して。
ムラムラしてきてしまった。
寂しいから寝たかったのに。
ちょっとだけ、と俺はズボンの中に手を入れる。
全然立ってないが緩く扱いてみる。
元貴、と俺の中の涼ちゃんがそう言った。
俺の上に跨ってあの悪い笑みをしながら。
はっなんでこんな反応してんの。と想像を膨らませて。
「ん、は…っ…。」
ちょっとずつ気持ちよくなっていく。
大好きな人を想いながら。
涼ちゃん。涼ちゃん。と妄想をして気分は昂っていった。
元貴、こんな濡らしてんの。この変態が。
あの悪い笑顔で冷たく言われたい。
「んっ、んっ…涼ちゃんっ…。」
手を早めていく。このままいけそう。ティッシュを何枚か左手に取って準備する。
「はーっ、はっ。涼ちゃんっ涼ちゃんっ!」
「なぁに、元貴。」
俺はフリーズした。
え?本物が布団の外から聞こえてくる。
驚いてガバッと布団をめくる。
いつの間にかリビングの電気が付いていた。
そこにはダルそうに立って想像していたあの悪い笑みの涼ちゃんが居た。
「う、え…なんで…。」
驚きすぎて一瞬で萎えた。
音も全然聞こえなかった。
「元貴、今日大丈夫だったかなって思ってLINEしたのに返ってこないから。いつも返信早いのに。心配になって合鍵使って来た。
そしたら…ね。」
そうだった。合鍵、渡したんだった。
完全に忘れていた。
俺、この後どうなるのか。
ちょっとだけ、いや、かなり期待をしてしまう。
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