テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する





ほんとはあいつ、若井に見られてるって知ったとき、嬉しかった。


「「愛されたい。」」


そんな自分の飢えに気づきたくなかった。


だから若井を邪険にした。

なのに土足で踏み込んできた。













「うん。似合ってる」


「手錠じゃ何かと不便だろうしね」


そんな僕の首には首輪が。



「かわいい❤︎かわいい❤︎」


そう撫でてくる。



「じゃあ、これから夜の食糧とか色々買ってくるから。」


「逃げたら許さないからね , 」



「どうやって逃げんだよ、ッ (小声)」





「いッ ,….」



「なに?逃げたいの?」



思い切り首輪を引っ張られそう言われる。



もっと、早く見つめ返していたら若井は変わったのかな。



「 ……. 」



「でも俺からばかりお願いするのもあれだよね」


「なにかある?」


「俺から離れること 以外 だったら 聞いてあげる」


ニコニコしながらそう問うてくる。



「… 別に無、ッ」



あ、。


これを言ったら僕はもう壊れてしまう。



「ん?」



((いっちゃえ))





「だッ、抱きしめて欲しい、強く , ….」



ギュッ


ギュゥーー




「.. 愛してるよ。」



「…. ッ ,」





「あぁどーしよ、元貴のお願いが可愛すぎて買い物行きたくなくなっちゃった。」



「 .. 早くいけば、ッ 」



「うん。そうだね、早く行って早く帰って元貴を抱きしめてあげたい 」


「じゃあね、お利口さんに待っててね」




そう言って出て行った。



・・・





「カヒュッ , ….ヒュッ …」


やばい息上手くできない。



「わか、ッ …泣」



「あッ , …. 」

言わなきゃよかった。


ずっと誰かに抱きしめられたかった。

でもこれがこんなに辛いなんて…




「さっきここしまってた .. 」


ガチャガシャン



今ならまだ間に合う、逃げなきゃ、早く、、













「もーなんで待っててくれなかったの , 」





















愛されたいだけ。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

253

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚