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小説



俺が、日帝……そう……お前を知ったのは……日露戦争の頃だった。



それよりも前の時代なんか……お前の存在なんて知らなかったし……



んで、俺が無断でお前の所に来た時なんか……「なんだこいつ……すげぇ弱っちい奴じゃねぇか笑」なんて……お前を字笑けていた。



だが……今は……お前にはそんな弱々しい感じも、何かを恐れたり怖かっている感じも……何もかも……



全てがなくなっていて、この時代に順応して来ていた。しかも……前よりも……



何となく……不思議な愛着が湧いているんだよ……



なあ……なんで俺が……お前のような奴に愛着を湧いてしまうんだろうな……



時は流れ……第一次世界大戦となった……



その時の俺は、なるべく中立の立場として戦争を見守っていたが……



お前だけは……違った。なんだって、あの親父と同盟を結んでいるから、参加するって言ってたもんな笑



そもそも……俺は、なんであんな親父と同盟を結んでいるのかが……よく分からなかったし、正直……不気味でさえ思った。



なんなら、俺と何かしら理由で同盟を結んで……お前の事を守ってやっても良かったのに……



まぁ、いつか親父との同盟は無かったことになるだろう……と俺はずっと信じていた。



そして……第一次世界大戦後……お前は俺の願いを叶えてくれた。



俺は……正直……発狂するほど嬉しかった。だって……ようやく……お前に近づけれる……



傍にいられる……お前を愛せる……そして……お前を┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



だが……そんな事を思っていた矢先……俺はやってしまった……



そう……世界恐慌だ。そのせいで……他の奴らの景気が悪くなる一方……



そして……お前も……その恐慌に巻き込まれた1人になった……あの時は……本当にすまなかったし……助けてやりたかった……



だが……俺も俺の事があって、お前を助ける事が出来なかった……情けないよな……みっともないよな……俺って言うやつは……



それから、程なくして……また世界規模の戦争が起きた



第二次世界大戦だ。



その戦争で……俺は驚いたよ……お前……そう……日帝……お前が枢軸側にいるっていう事にな!!



俺は、驚きとショックで……ずっと……ずっと……頭の中が空になっていた……



何も考えたくもなかったし……何もしたくなかったし……お前と戦いたくなかった……



全てが……どうでもよくなったんだよ……



だけど……戦わないと……この世界がめちゃくちゃになるのは……俺も知っている。



だから……俺はお前と戦わないといけなくなったんだ……



だけど……当のお前は、俺の事を真っ向から嫌い、逆に俺との勝負に挑む気満々だったのを知った瞬間……



特に……お前が……あいつの事を尊敬しているというのを知った瞬間……俺は……



何かが……切れたような……何かを……失ったような……そんな感覚に襲われた



━━━━━━━━━━━━━━━



それから……お前は……俺から姿を見せ無くなった……



自分で死んだのか……誰かに殺されたのか……それとも……?



そんな事をずっと……ずっと……考えていた……



「日本」……お前が……現れるまでは……



お前が…現れたのは……日帝がいなくなってからの事……だったような気がする……



正直……お前を……日帝と同じように愛せるかどうか……心配だったが……その心配はいらなかった……



お前も……日帝と同じような……可愛さと愛しさ……それに……



言葉では表せない程の……他の奴には無い「何か」を……お前は持っている。



冷戦の時でさえ……お前を何時も……何時も……思い、考え、時に苦しくなったりしてた……



それほど……お前に対する愛以上の「何か」がすごいんだよ……日本……



━━━━━━━━━━━━━━━



それから……それといった戦争は無くなり、平和な時代となった今……



お前は……昔よりも……強く、立派で、そして……誰にでも優しい存在となった……



そんなお前を……俺は好きだ。



だけど……この気持ちを……お前にどう示せばいいんだろうか……



俺は今……真っ暗な空のしたで……草や花、植物や動物さえいない……



あるとしたら……手や足、首に……「鎖」のようなものがあるだけだ……



もしかしたら俺は……「誰かを愛する不自由な人間」……いわば……「囚われた奴隷」のような存在になったのかもしれない……



━━━━━━━━━━━━━━━



アメリカさん……



貴方って……本当にすごい人ですよね……



🇺🇸「?……なんだ……この優しく、癒さる声は……」



だって……貴方は……世界を引っ張る大国なんですよ?



私……正直……貴方がすごく羨ましいです……



アメリカさん……これからも、「世界を支える人間」としてよろしくお願いしますね😊



🇺🇸「……ふふ……世界を支える人間か……」



俺は……そんな「綺麗な人間」じゃねぇんだよ……………日本



だって……俺は……お前の事が……



━━━━━━━━━━━━━━━



その世界の大国は……



自分の愛している者に対する「愛情」よりも遥かに大きい「何か」を……



常に捧げていくのであった……



誰にも見えず……そして……



日本でさえ……全く見えない大国からの「愛情」よりも大きいな「何か」を



ずっと……ずっと……



「無意味」でも……「意味」を作ろうとしていこうしたのである。



そう……「一方的」に……





The end……?

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コメント

12

ユーザー

(これも1000いったら……わし……やべぇ奴だぞ?!)

ユーザー

こういう……🇺🇸🇯🇵……いいと思う人いるかな?

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