チョコの犯人 第6話
「犯人が複数いるということ。まず、チョコの情報より先に最近力を上げた組織に私は目を付けていたの。あそこはチョコが大好きで、強い奴を許さない馬鹿達の集まりよ。」
「ふーん、それで…」
「そいつらが力を上げたのはチョコが無くなる3日前。情報をもとに住んでる国を特定して、監視カメラをハッキングして探してみたら、チョコを持ってるところを確認できたわ。顔までは難しいけどね。そいつはその組織の一員だった。そして組織のアジトが分かったのだけど…」
「そこまで掴めたのならあとは楽じゃないか。」
「そこは何も映っていなかったの。何も無いところで何かあるように生活していたのよ。彼らは異常者よ。」
「姉さん、それって彼等は自分達のアジトを透明化してるんじゃないのかい?」
「私もそれを疑ったけれど、情報は掴めずじまいよ。」
「…そうかい。位置情報を送ってくれ!」
「ええ。でも急ぐんじゃないわよ。アメール、熱あるんでしょ?」
「分かっているさ。」
1週間後
「完全復活!!」
私は完全に体調が治り、元気な笑顔でいた。
「…アメール、」
「勿論よ。伝達済みだし現地集合にしたから、」
「早く行くにゃー!」
「「は?」」
「ん?どうしたんだにゃ!!??」
「が、ガーナ?!どうして?」
「なんでそんなに驚くにゃ?お兄ちゃんとアメールの為に…!」
「1緒に3人で行こ!」
「アメールが言うなら…ガーナ!絶対にあのリックとかいう男に近付きすぎるなよ!!」
「え?どうして?リックは友達だよ〜??」
「どうしても。だ。」
「急いでよ!!ガーナ!」
「やあ。2分遅れているねぇ。」
「ご、ごめんエンド!!許して?突然ガーナが来ることになったから、」
「それなら仕方ないねぇ。」
「え?!なんで?!私そんなに遅くないよ〜?!」「「「「「遅いよ?!」」」」」
「えええええ〜?!」
「って!遊んでる暇ないから!!早く入ろ?」
「楽しみだにゃ!」
「…ガーナ、楽な仕事じゃないんだ。…!…伏せろ!」
皆が伏せた。その瞬間、前から斧がぶん回されて来た。
「ぎにゃ?!」
「静かに。ガーナ」
なんだか、ワクワクする。
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