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放課後になり、僕たちは一緒に帰ることにしたのだが途中で彼女が急に立ち止まつたので、僕は不思議に思いながらも後ろを振り返るとそこには姉が居た「あれ〜?柊ちゃんじゃん!元気?」と姉が言うと彼女は怯えた様子で僕の後ろに隠れてしまった。
その後、僕たちは家に帰り夕食を食べることにしたのだが……何故か今日の料理はどれも美味しくなかった……
翌日から柊さんは学校へ来なくなった。どうやらまたいじめを受けたらしい……僕はいてもたっても居られなくなり彼女の家へ向かうことにした。しかし、彼女の家に行こうとした瞬間、背後から声をかけられた「ねぇ?新海君?ちょっといい?」僕が振り向くとそこには一軍女子の1人、神崎 汐里がいた。
「え……?な、なに……?」僕が聞くと彼女は冷たい口調で言う。「単刀直入に聞くけどまだ柊に未練あるの?もしあるなら……私、許さないよ?」僕は一瞬怯んだがすぐに反論した。「未練なんてないよ……!もうあんな事はしないって約束もしてくれたし……!」僕が言うと彼女は「ふーん?そっかぁ……なら別に家に行かなくてもいいよね?だって柊には関わらないんでしょう?」僕は固まる「えっ……それってどういう……」僕が言いかけると彼女は遮るように口を開く。「そのままの意味だよ♪前にもいったでしょ?もう柊に関わらないでって!新海君は私だけのものだから!他の女なんかには絶対渡さない!……わかってくれたかな?」僕は黙って彼女を見つめていた。すると彼女は優しく微笑み「安心して?ちゃんと新海君を満足させてあげるから♪」と言いながら抱きついてきた「うわっ……ちょっ……やめてよ!」僕が抵抗すると彼女は鞄からスタンガンを出してきた「え……それって……」僕が困惑していると彼女は笑いながら言う。「これ?これはね、新海君が暴れない様に買ったの!だから安心してね?♪」そう言って彼女は僕の手から携帯を奪うと電源を切り、それを自分のポケットにしまった。
その後、僕たちは家へと帰ることにしたのだが途中にある公園の前を通った時突然彼女が立ち止まったので僕は不思議に思いながらも彼女の方を見た「ねぇ……柊ってまだ生きてるの?」彼女は冷たい口調で言う。「えっ……?な、何言ってるのさ……?」僕が聞くと彼女は笑いながら言った。「だってさぁ……おかしいと思わない?あんなに酷いことされたのに新海君、柊の心配ばっかりしてるんだもん……ねぇ?どうしてなの?」僕は少し考え「それは……別に柊さんのことが好きとかじゃなくてただ単にほっとけないというか……」僕が言うと彼女は満足そうに笑う。それからしばらくして彼女は口を開くと言った。「ふーん……?そうなんだぁ……?」そう言って僕の顔を見つめる彼女の目はどこか冷たく感じたような気がしたのだった……その瞬間、彼女は僕のお腹にスタンガンを押し当てる「えっ……!?何してるの!?」僕が驚いて聞くと彼女は笑顔で答える。「何って決まってるじゃん♪今から新海君は私だけのものになるんだよ♪」そう言いながら僕の体に電気を流し込んできた!激しい痛みに襲われながらも僕は必死に抵抗したが彼女の力は強く振り解けなかった。やがて意識を失いかけた時、彼女はようやくスタンガンを離したので僕は地面に倒れ込むようにして倒れたそんな僕を見て彼女は嬉しそうに笑うだけだった……それから何時間経ったんだろうか?目を覚ますとそこはベッドの上だった「あれ……?ここは……?」僕が起きあがろうとすると頭上からガチャンと何か金属音がするのが聞こえた。そして同時に足首に違和感を感じたのでそちらを見ると鎖で繋がれていた「え……?なんでこんなもの……」僕が困惑していると扉が開く音がしたのでそちらを見るとそこには神崎さんが立っていた。
彼女は僕を見るなり嬉しそうな顔で言う「おはよう新海君!良く眠れたかな?」そう言いながら僕の前に座ると抱きついてきた。突然のことに驚きながらもなんとか耐えていると彼女が口を開く「ねぇ?私達もう恋人なんだから、私のこと下の名前で呼んで欲しいな?」僕は少し戸惑ったが素直に従うことにした「わかったよ……えっと……汐里……?」僕が言うと彼女は嬉しそうに笑う。そして今度は耳元に口を近づけると囁くような声で言った「ねぇ……?これで分かったでしょ?柊には関わらないでって」彼女はまた冷たい口調で言う「柊なんかと一緒にいたら、新海君も不幸になるんだよ……?だからもうあの子に関わるのはやめて?」彼女の声はどこか悲しげだった。
その後、僕は部屋に閉じ込められることになった。どうやら彼女が僕を監視しているらしい……しかしだからと言って何かしてくる訳でもなくただ毎日話しかけてきただけだった「ねぇ?私の事好き?」最初は戸惑いながらも僕が答えると嬉しそうに笑うそれがとても不気味で怖かった。これが何週間も続くうちに僕の心はどんどんすり減っていった。そんなある日の事だった僕はトイレに行きたくなり立ち上がるが鎖の長さが足りないのか上手く歩けなかったそんな様子を見て彼女は笑いだした「あははっ!何してるの?まるで犬みたいだね?」そう言われた瞬間、僕の中の何かが壊れた気がした……それから数日経ったある日のこと。「ねぇ〜新海君!見せたいものがあるの!ちょっと来て!」彼女は上機嫌そうに言うので僕はついて行くことにした「はい!これ見て!」そう言って見せられたのは天井から鎖で吊るされた柊さんだった「え……?何これ……」僕が唖然としていると彼女は笑いながら言う「あははっ!驚いた?実はね、柊をこの部屋に連れてきてからずぅーっとこうやって吊ってるの♪こうすると良く見えるでしょ?」そう言って彼女は柊さんを僕に見せるようにした。僕は駆け寄ろうとするが鎖が邪魔して転けてしまった「あぁ!ダメだよ?暴れたら怪我しちゃうよ?」彼女は僕を引き止めながら言う。僕は柊さんの姿を見るがぐったりとしていて意識がないようだった「ねぇ……新海君は私を選んでくれるよね……?」そう言いながら近づいてくる彼女を見て僕は恐怖を覚えた それからというもの、毎日彼女に暴力を振るわれるようになった。最初は抵抗していたが次第に抵抗する気力も無くなっていきされるがままになっていた ある日のこと彼女が僕に聞いてきた「ねぇ?新海君ってさぁ……もしかして私のこと嫌いだったりするのかなぁ?」突然の質問に僕が答えられずにいると彼女は僕の腕の鎖を引きずって柊さんがいる部屋に連れていく「ねぇ?答えてよ?」そう言いながら彼女は柊さんを叩く。パシンッ!と言う音が部屋中に響くその度に僕は耳を塞ぎたくなった……そして一通り殴り終えた後、彼女は僕に聞く
「ねっ?新海君はどっちが好きなの?」その質問に僕は答えられなかった「ほらやっぱりそうなんだぁ……じゃあさ……」そう言うと彼女はどこからかナイフを取り出して柊さんの腕に突き刺す。グサッと嫌な音が聞こえた後、柊さんは目を覚ましたようで「うあぁあっ!!」そう言って暴れ始めるそんな姿を見て彼女は満足そうに笑っていたそして、柊さんの腕からナイフを抜くとその傷に思いっきり塩を塗り込んだ。
「うぅ……酷いよ……なんでこんなことするの……」泣きながら訴える彼女を無視しながら彼女は次々と塩をかけていくその姿は狂気に満ちていた その様子を僕はただ呆然と見ていることしか出来なかった。