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(廊下)
風磨くん、顔引き攣ってたな、、。
この後の撮影気まずくなっちゃうじゃん..。何してんだよ僕…。
(楽屋)
『….//..。忘れる訳ないじゃん..大森くん..。やっぱり君といると気が狂うよ..//。』
【omr】
…とりあえず今日は乗り切るしかないないんだよな….。
「……今日は、お願いします。。」
amn『あっ。元貴くんよろしくね!』
「あれっ..!? 天音くん来てたの..? 言ってよー。」
『ごめんー。ていうかさ、この前出てたテレビ観てたよ。』
「え!うれし。どうだった?」
『ーーーー!。』
「ーー!?笑」
【fum side】
「…お願いします..。」
あれから楽屋で色々考えてしまった。。
大森くんは俺のことが好き、、? 意識しちゃうじゃないか。。
ふと大森くんの声が聞こえ振り返る。
omr『ーー!!笑』
amn『ーーーーーーー?』
其処には天音くんと愉しげに話している、大森くんが居た。
俺の前ではあんなに笑わないのにな、、。実は大森は遊ばせ屋、、?
「はぁ、、。」
??『どうしたのー?そんなため息ついちゃって。菊池くんらしくなーい笑』
「っ!?えっ! 中条ちゃんいつから居た、、?」
nkjw『そんな驚く笑?』
「ていうか、その肩の傷どうした、、?」
『あぁ、。自転車で転けちゃってさ笑。』
「いや笑 笑い事じゃないから笑」
『それよりも何でため息?』
「….ぇえ…別に。」
『何?気になんじゃん。誰にも言わないから教えて..?』
「何で言わなきゃいけないんだよっ。プライバシーだろっ!プライバシー!」
『いいじゃん、ねっ教えて!』
うーん,,名前さえ出さなきゃバレないかな..。
「……ぁる人に..好きって言われたんだけど..誤魔化されて…。」
『えぇっ!?”好き”って!?それでそれで?』
「ちょっ..声デカい!
..それで..誤魔化されたんだけど、その人別の人と楽しそうに話してるの…。これ、どう思う….?」
『ふーん笑 それで?菊池くんは気になってしょうがない訳か。』
「..そういう訳じゃ、、。」
『いや、実質そうなんでしょ? それ、多分好意寄せてんじゃない笑?』
「っはっ…//..!? んな訳!..」
『そんな動揺しなくても笑 でも菊池くん女慣れしてそうだけど意外だったわ笑』
それが”女”じゃ無いからこんな事になってんだよっ…。
「….いや、そんなこと置いといて、、。どう思うの?」
『”好き”って言ったんだよね? じゃあ、菊池くんから押してあげなよっ!』
「…うーん..。そうなのかな..。..だって別の男と楽しそうに話してんだよ…?
『はぁ。分かってないな!女の子って言うのはね。好きな子とは緊張して話せないの!だから菊池くんが話しかけてあげないと!』
いや、だから女の子じゃ無いんだよな..。大森くんもそんな気持ちなのかな…?
【omr side】
天音くんと話が弾んでいると風磨くんの声が聞こえてきた。
顔を赤くしながらあやみ嬢と仲良く話している…..。
….。
やっぱり、恋愛対象は女だよな..。
ちょっとでも期待していた僕が馬鹿みたいに思えてきた
僕の恋はやっぱり、叶わない。。
暫くして撮影が始まった。
職業病でもあるせいか、叶わないと分かってしまったせいか、
風磨くんとの撮影は詰まる事なく無事に終わった。
「もう、。諦めた方がいいのかもな、、。」
ため息を吐きながら楽屋に戻る。ふと風磨くんの方を見ると、真剣にセリフ読みをしている。
こういう真面目な所も好きなのにな。たった1日でいいから風磨くんと付き合えたらな……。
楽屋に戻り,珍しく早く帰宅する事にした。
マネージャーが来るまでスタジオ前で待つ。
来た時に照り付けていた太陽は存在すら消えて
暗闇が広がっている。
マネージャーからの[あと10分くらいで着く]というメッセージを見ながら、顔がブルーライトに照らされる。
と、
『……..ぉぉ…ぅん…..』
ん?
『….ぉもぃくん!..』
何処からか僕を呼ぶ声が聞こえる。
「…っ..!? えっ! 風磨くん、、!?」
『。。ごめんっ。言い忘れてた事あって…。』
「え、あっ。うん….。」
距離が近くて..緊張してしまう..,
『….ね..//..あのさ….。今日、大森くんが言った事だけど…。』
「..。。。。えっ..。だ、だからその事は忘れてって…。」
『違う..。そうじゃなくて….俺も、ぉ、大森くんのこと….
す..好き..。
「.はっ…えっ…?? 今なんt….」
急に僕を照り付けていたブルーライトが消えた。
僕の前に影が降りかかる。
そして唇にあたたかいものが触れた。
スローモーションのように思えて一瞬の出来事で、何が起こったか分からない。
「…….ん..ふぅ.. ま..く.//…..?」
無言の風磨くん。
離れる素振りはなく、ただただ、風磨くんの
甘い甘い匂いに包まれていく。
静かに浮かぶ朧月の中、微かなリップ音が二人の耳に響き渡っていた。
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