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fwak
fw視点
撮影も終わり、外にでると、
『あ!戻ってきた!』
あきなは俺の姿を認識した瞬間、こっちに手を広げて走ってきた
「…なに?ずっとここにいたの?」
俺はそれを華麗に避ける
[いえ、ゲーセンにいってからだいたい終わりそーだなって思ったときに戻ってきたんですよ]
「そっか、よかったなあきな」
『みんな優しかったんだよねー!君とは違ってさー?』
「じゃあそっちいく?」
『んー…それはいいかも、』
「チッ…」
『え?舌打ちした?』
「多分気のせい」
【…なぁくっさん】
《あぁ、俺も思ってた》
二人はなんかニヤニヤしながらこっちをみてくる
《じゃ、ふわっちの職場まで送ってくよ!よーしあきな俺と勝負だ!》
『勝負!』
あきなと葛葉は一目散に走っていった
「はや…」
【じゃあ俺はふわっちとゆっくりあるいていこうかな~】
{じゃ気をつけて}
〖じゃあねー!〗
三人に手を振ってから、ローレンと歩く
だいたいは嫌な予感がしてた、それが図星した
【お前ら付き合ってる?】
「ううん」
【えー?めっちゃ距離近いじゃん】
「あいつが一方的に絡んでくるだけだし…俺は恋愛なんてしない」
【ホストだもんね】
「まぁね」
あれこれ話してるうちに、職場についた
《二人ともきたな!》
「ありがと葛葉」
《今度なんかおごってね!じゃ帰ローレン》
【めっちゃ最悪な略し方…また遊び行くわ!じゃあな!】
「ばいばーい」
二人の姿が完全に見えなくなったのを確認してから、俺はあきなにいった
「…お前は帰れ」
『え?なんで?』
「ここはガキが入るような職場じゃないからさ」
『ガキじゃない!大人だから!』
「…じゃあ入る?後悔しても知らないから」
『上等だね!』
「やっぱだめやん」
『…』
ホストクラブ、過激な格好の女性もいるし、何より雰囲気がな…
{湊ー指名だぞー!}
「あ、はーい!てことだから帰りな?」
『…』
「なに?これだけみてもまだ残っとくつもり?」
『…違くて……そのさ…家、分かんないんだけど…』
「…最悪」
『まじでごめんなさい』
{湊~?…ってなんだその子!?}
『んにゃ!?』
「あー、友達っす」
{へぇー…めっちゃかわいい顔だちしてんね…ホストとか興味ない?}
『いや、俺は…』
{俺ここのオーナー、よろしく}
そうやってあきなに差し伸べられた、握手を求める手
「…?」モヤッ
気づいたら俺はオーナーの手を掴んでいた
{湊?}
『ふわっち?』
「あー…すんません、こいつ結構人と話すの苦手なんで、あまりそういうのは…」
{あ、あぁ、そうか…じゃあ置くの控え室にでもいさせておけば、指名入ってない奴らが遊んでくれるだろう}
「ありがとうございます、あきな、行っておいで」
『なんか優しい?』
「人前なんだよ」コソッ
『二重人格なの?』
「いいから、早くいけ、指名がはいってんだから」
『はーい…』
店の奥に進んでいくあきなを確認したあと、俺は席へ向かう
「ごめん姫、待たせちゃった?」
ホストの俺になる
別に好きでこれをやってる訳じゃない
スカウトされて、そこからはここに入り浸り、お金も一応貰えるし、俺はここのNo.1ホストなんだから、らしくいないと
いっぱい話した後は、すぐに控え室に向かう
上がる時間だ
「あきなー、帰るぞー」
{あ、湊、それがさ…}
だいたい予想はついてた
夜遅いし、結構仕事長引いたし、あきなが寝ちゃってること事態は
「…おーい、起きろー」
この前みたいに鼻を摘まんでやりたいところだが人前だし、何よりここではキャラがある
下手に動くわけにはいかない
「はぁ…しょうがないか…」
{どうすんの?}
「おぶってかえります」
寝てるあきなを持ち上げると、もし持って帰れなかったらどうしようかなーとか思ってたのが馬鹿みたいだった
めっちゃ軽い、店に来る姫たちよりも、ごはん食べてんのかって思うぐらい
「じゃ、帰りまーす!失礼しました~!」
{お、おう、またな…}
暗い道、夜遅いし、車も通ることはない
あきなの方はこんだけ動かされてもまったく起きる気配がない
まわりに誰もいないことを確認してから俺は家に入った
『…んん、ふあっち…?ここは?』
「家だよ、てか眠いでしょ?早く寝な?」
『うん、そうする…』
そういってまたあきなは眠りにつこうとした
「…俺の背中なんだが」
『連れてってー…』
「ここに置いてっていい?」
『駄目、地面冷たい』
わがままなこいつをのせて、俺は2階に上がり、寝室に入る
そしてベットにつくなり、思いっきりあきなをぶん投げた
『いだッ!!何すんの!』
「よーし、仕事終わり終わり~!」
『無視するな!ここベットじゃん!』
「今日は俺がソファで寝るから、そっち使えよ」
『無理、やだ』
「あのなぁ、また移動させるのめんどいの、早く寝てよ」
『眠気覚めたんだもん…』
まったくこいつは…
「俺ら相性悪すぎ…家に転がり込んでんだからそんぐらい配慮してよね」
『配慮してるよ!』
「じゃあそうはならんだろ」
『う”ぅ…』
「なにその顔」
『ドケチで阿呆なふわっちとなんで俺がいっしょにいることになったんだろうの顔』
「それは同感、もっとかわいくて美人な人がよかったなー」
『タラシなの?』
「冗談だよ」
『じゃあ俺でも嬉しい?』
「それは絶対ない」
『そこは嘘でも嬉しいって言うとこだよ…』
「はいはい嬉しいですよー、」
「俺はお風呂にはいってくるから今日は寝とけ」
『…分かったよぉ』
扉を閉めたあと、中から声が聞こえた
『ふわっちのあーほ!けち!たらし!』
「聞こえてるっつーの!」
まったくこいつは…どこまでやったら気が済むんだか…