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聖ルミナス学園・学園祭。
中庭の特設ステージ。
生徒で埋め尽くされた広場。
ざわざわと噂が広がっている。
🤍「今日、重大発表あるらしいよ。」
🤍「例の闇事件組じゃない?」
ステージ袖。
あきが深呼吸する。
💛「なんで公開なのよ……」
隣で ぷり が落ち着いた声で言う。
💚「逃げないって決めただろ?」
その一言で、覚悟が固まる。
司会の合図。
マイクを持ったのは——
まぜ。
💜「えー、静粛に。」
隣に立つ けち は少し居心地悪そう。
まぜがにっこり笑う。
💜「まず一組目。」
さらっと、けちの手を取る。
会場、ざわつく。
💜「俺たち、付き合ってます。」
静寂。
一拍遅れて——歓声。
けち、真っ赤。
🩷「言うの早い……」
まぜ小声で
💜「公開は勢い大事。」
次にマイクを持つのは あと。
ちぐが隣に立つ。
あとが真面目な顔で言う。
❤️「俺は、ちぐが好きだ。」
ストレート。
会場がどよめく。
ちぐが続ける。
💙「私も好きです。」
優しく、でもはっきり。
💙「守られるだけじゃなく、隣に立ちます。」
拍手。
大歓声。
あとが小さく「対等だからな」と呟く。
そして。
中央に立つのは——
あき と ぷり。
空気が変わる。
かつて婚約破棄された悪役令嬢。
噂は今も残っている。
あきはマイクを握る。
少し震える。
でも。
💛「私は、逃げません。」
ざわめきが止まる。
💛「怖かったし、間違えたし、闇にも堕ちた。」
正直な言葉。
💛「それでも、ここに立ってる。」
ぷりが隣で支える。
あきは続ける。
💛「私はぷりが好きです。」
会場が息を呑む。
ぷりがマイクを取る。
💚「俺はあきを選ぶ。」
迷いなし。
💚「立場も噂も関係ない。」
一歩、前へ。
💚「俺たちは恋人です。」
数秒の沈黙。
そして——
爆発みたいな歓声。
拍手。
口笛。
🤍「おめでとう!」
🤍「お似合い!」
あきが目を丸くする。
💛「……受け入れられてる?」
ちぐが袖から叫ぶ。
💙「当然です!」
まぜが笑い、けちが小さくガッツポーズ。
あとが腕を組みながら頷く。
ステージの上。
六人が並ぶ。
闇を越えた仲間。
恋人。
あきが小さく呟く。
💛「悪役じゃなくてよかった。」
ぷりが答える。
💚「最初から違う。」
夕焼けが広がる。
学園祭の音楽が鳴る。
物語は、断罪で終わらなかった。
選び直した未来。
それが、今。
完。