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#カラスバ
小鳥遊
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#成り上がり
aohana
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「なんでぇ、そんな面白い事になっていた
なんて。
どうして俺を呼ばなかったんだよ」
公都『ヤマト』の冒険者ギルド支部、
その支部長室―――
ベッセルギルドマスター=アウリスさんと、
カティアさんの結婚式に出席した、その報告を
するために、ここに来たのだが、
亜人・人外の寛容策に反発するあちらの
冒険者たちを『えいっ☆』した事を話すと、
アラフィフの筋肉質の部屋の主が、
残念そうに話す。
「う~ん……
今後はその理由でジャンさんが行っても
いいような気がしますが。
ちゃんと手加減出来ます?」
「頑張る!」
彼の即答に、呼ばなくて良かったと
心の底から思う。
「しっかしまあ。
まーだそんな、時代についてこれない
連中がいるんスねえ」
「何がそんなに不満なんでしょうか」
次期ギルド長の、褐色肌の長身の青年と、
その妻であるタヌキ顔の丸眼鏡の女性が、
それぞれ感想をこぼす。
「そりゃ俺たちには実感し辛ぇよ。
そもそもお前ら、亜人や人外なんて
見た事無かっただろ?」
ギルド長がレイド君とミリアさんにそう
話すと、
「まあそうッスね」
「意思疎通出来たのは……
最初がドラゴンのアルテリーゼさん、
獣人のゲルトさん、そして魔狼―――
ラミア族のエイミさん。
獣人に関しても、新生『アノーミア』連邦に
いるという事は知っていましたけど―――
それまで会う機会はありませんでしたから」
(■18話 はじめての いしゅかんこうりゅう
■46話 はじめての 3たい3 ひとりめ
■49話はじめての まうんてん・べあー
■59話 はじめての らみあ参照)
そういえば、アルテリーゼはこの世界に
来てから、比較的早く出会っていたんだよな、
としみじみ思い出す。
「まあそういうこった。
知らなかったり存在しなかったのなら、
差別もクソもねぇ。
だからこっちじゃすんなり受け入れられたん
だろうよ」
ジャンさんの説明を聞いてなるほど、と思う。
そもそも見た事も会った事も無い存在に、
差別意識もへったくれも無い。
そういう意味では、下手に関わって
こなかった分、受け入れもスムーズになったって
事か。
「ですが、新生『アノーミア』連邦でしたっけ?
あそこ、『境外の民』がやらかした事が
ありましたけど……
それなりに融和は進んだような」
私がそう疑問を呈すると、
「まあ、そりゃなあ。
ワイバーンと王族が結婚した事も、後押し
したんだろうよ」
「へ?
確かに、ワイバーンの女王であるヒミコ様と、
エンレイン様が結婚しているっスけど」
「ワイバーンと結婚したのだから、
獣人族も―――
という事ですか?」
次期ギルド長夫婦が、要領を得ない、
という感じで現ギルド長に聞き返すと、
「そうじゃねえよ。
こっちだって、差別を是正したらいろいろな
技術提供とかサービスとか優遇措置を取った
けどよ。
それでも反発するヤツはいただろうさ。
だがそこにワイバーンが加わった。
そこでかなり強力な後ろ盾と圧力が出来た
わけだ」
「あー……
確かに、戦力差で見ると人間と獣人より
その差は明らかなわけですから。
『何? 人外だから差別対象?
へーそういう事するんだふーん?』
ってワイバーンが受け取ったら―――」
「あー、なるほどッス」
「それは大人しくするしかないですよね」
ジャンさんに続いての私の言葉に、
レイド君とミリアさんはうなずく。
「公都というか、ウィンベル王国はまあ……
真っ先にドラゴンを受け入れたって事も
あるからな。
アルテリーゼは児童預かり所で、どの種族の
子供も分け隔てなく可愛がっていたし。
ドラゴンがそうしているのに、差別やら
虐待やら、そんな事をするなんて考える
ヤツもいなかっただろう」
ギルド長の説明に、今度は私も含めて
3人でうなずく。
最強格の戦力が寛容である方針を認めているん
だからな。
それに逆らうって事は、ドラゴンを敵に回すのと
同じ事。
考えてみれば、今までたいした問題も無く
スムーズに事が進んだのは、アルテリーゼが
いたからかも知れない。
「そういや、アルテリーゼといえばよ。
サイリック大公家のヘンリー様が、
『ガッコウ』を卒業したら―――
ラッチと結婚する事になるんだろ?
そのあたりの事は考えているのか?」
「一度ドラゴンの巣をたずねてもらって、
いろいろと情報交換してみては、と
提案した事はありますが。
寿命の事もありますし……
そこは避けて通れないものと」
(■309話
はじめての かみんぐあうと参照)
ギルド長の言葉にそう返すと、
「実質、不老不死のようなものッス
からねえ」
「ヘンリー様が跡継ぎだとすると、
結構な問題になりそうな」
次期ギルド長夫婦が両腕を組んで考え込む。
「それに、ユラン国のダナン王子か?
あっちも確かラッチにホの字って
聞いているぞ。
どっちを取るかで、国際問題に
ならなきゃいいがな」
そういうジャンさんは、からかい半分のように
どこかニヤけながら語り、
「娘のお相手は、お貴族様に王子様かあ。
自分はただの平民なのにどうしてこんな事に」
そう私がやや呆れながら言うと、
「いやー、シンさんの場合は―――
『境外の民』っスからねえ。
その時点で」
「これだけ他種族や王侯貴族に顔が利く
平民っていないと思いますよ~」
次いでレイド君とミリアさんも苦笑し、
その後は我が子の近況報告と情報共有などの
雑談が続いた。
「あー、そういえばそんな話もしてたね」
「ドラゴンの巣か。
今は荷物運び用のワイバーンや、定期的に
公都を守ってくれておるドラゴンが帰って
おるから……
それに乗せてもらえば行けるがのう」
東洋系の顔立ちの妻と、欧米風の外見の妻、
メルとアルテリーゼが私の言葉に答える。
自宅の屋敷に戻った私は、食事をしながら
情報共有を家族としていた。
「大公家だし、目的を言えばそちらまで
普通に運んでもらえそうだけど―――」
「まーボクと一緒になるのなら、ドラゴンの方の
生活も理解してもらわないと困るしねー」
今度は、黒髪ショートに真っ赤な瞳の娘、
ラッチが飲み物に口をつけながら話し、
「でもラッチはどうしたいんだ?
もしヘンリー様と一緒になるのなら、
あちらにお嫁に行く……
という事になるのかな」
決して遠い未来ではない事について、
私が彼女に問うと、
「んー、でもまだシンイチやリュウイチと
離れたくないんだよねー。
せっかく可愛い弟たちが出来たばかりなのに、
王都に行っちゃうのも」
「となると―――
ヘンリー様がウチに入り婿に?」
「確か跡継ぎとか言ってなかったか?
まあ、ご両親もまだまだ若いから、
彼の弟や妹が生まれる事も考えられるが」
と、家族も現実を踏まえて語り始める。
「いくら何でも入り婿はダメだろう。
貴族家から平民に……
そんな話、聞いた事も無いし。
ただ跡継ぎも微妙なんだよなあ。
ラッチと結ばれる=寿命が人間より遥かに
伸びるって事だから」
ある意味、無敵の跡継ぎが出来上がって
しまうようなもの―――
ヘンリー様の次の代が数百年後とか、
それは人間の社会システムにとうてい
受け入れられる事ではないだろう。
「しかし、ドラゴンの巣で寿命の話は
出るかな?」
「ん?
さすがに結婚した後の事とか、注意事項は
あるんじゃないか?」
メルの疑問に私がそう答えると、
「どうじゃろうなあ。
そもそも人間というか、他種族と一緒に
なった例が少な過ぎるからのう。
あるいは当然の事過ぎて、誰も何も
言っておらん事も考えられるし」
「それにおめでたい話でもあるしー、
空気読んで、『そういう話は結婚してからで
いいか』になっちゃったら。
ドラゴンからしてみれば、10年20年は
あっという間だと思うからー」
続けてのドラゴン母娘の言葉に私は考え込む。
確かに、人間との関係は良好な時に、
水を差すような事は言わなくてもいいだろう、
みたいに気を使われたら……
というケースもあり得る。
「となると―――
やっぱり最終的にはウチから言わないと
ダメかな」
「結婚するのラッチちゃんだしね。
ウチが言うのが筋って言われたら、
そりゃあ……」
人間組の言葉に、アルテリーゼ&ラッチは
うんうんとうなずく。
これも考えておかないとなあ―――
そう思いながら、一家団欒の時は過ぎていった。
「え?
王家直属の研究機関から?」
『おう。
フラーゴル大陸にあったモトリプカという
国で、魔導塔ってのがあっただろ。
んでお前さんの言う無線機? か?
その開発に着手したんだ』
数日後、冒険者ギルド支部に呼ばれた私は、
王都冒険者ギルド本部の本部長・ライさんから、
依頼についての説明を受けていた。
『でな、その立地の選定条件及び調査に、
付き合って欲しいんだ。
まあぶっちゃけると、王都とそちらの公都の
中間あたりに位置する高山……
そのあたりが候補になっている』
現在、王都から公都には『鉄道』が通っていて、
各領地を通る路線と、直線で結ばれる路線の
2つがあるが、
直線の方も一直線というわけではなく―――
途中に沼や湖、山があればそちらは避けるように
なっていて、
「なるほど。
確かに無線に使う塔を建てるのであれば、
山がいいですからね」
実際、富士山にはかつて気象観測用の
レーダードームが山頂にあったし、
生駒山や比叡山にもテレビやラジオ用の
電波塔がある。
モトリプカでも、新魔導塔は本国で一番高い山に
設置していたという話だしな……
「あれ? じゃあ無線自体は成功して
いるんでしょうか?」
『おう。
今のところ短距離でしか確認出来て
いないようだが―――
魔力無線通信は可能になったと報告が
入っている』
まあ、そうでなければこの計画自体、
ゴーサインは出ないか。
「で、その調査隊の付き添い及び護衛を
シンに頼みたいって事か」
ジャンさんがそこで会話に加わり、
『今回はお前にも行ってもらいたいんだが』
「ん?
どういう事ッスか?」
次のライさんの言葉にレイド君が聞き返す。
『あー、まあその部屋にいる連中には
伝えてもいいか。
要は今回の調査はカモフラージュも
兼ねているんだよ』
「と言いますと?」
今度はミリアさんが先を促し、
『だってウチはすでに浮遊島を所持して
いるんだからな。
あれ以上に高い場所なんてねーしよ。
ただ現状、まだあれを公表は出来ない。
だから塔を建てて無線を使用していますよー、
って取り繕わなければならん』
するとギルド長はガシガシと頭をかいて、
「あー、つまり本当の無線関係の塔は
浮遊島に設置するが……
ダミーとして高山にも設置しなけりゃ
ならないって事か」
『まあ実際、両方使うつもりだけどな。
せっかく建てるんだしよ。
本命が浮遊島ってだけだ。
それにこれが成功すりゃ、また各国に
売り込む事が出来る。そのためにも、
『万能冒険者』、
『武器特化魔法』、
この2人も参加する調査って事で、
内外に本気度を見せなきゃならん』
その説明に次期ギルド長夫婦もうなずいて、
「まーシンさんとギルド長がいりゃ、
ほぼ何でも対応出来るッスからね」
「確かにそれは『本気』に見えるでしょう」
息子・娘のような2人の言葉にジャンさんは
片腕を振り回して、
「そんじゃ、ちょっくら行ってくると
しますかぁ―――
この前の電ウナギは肩透かし
だったしよ。
今回はもっと強いヤツを希望したいぜ!」
(■323話
はじめての こーんぽたーじゅ参照)
「何で何か出る前提なんですかね……」
私がそう言うと若い男女は苦笑し―――
依頼に向けて動く事となった。
「おう、あれが塔を設置する山か」
「しかし本当にひとっ飛びですね」
後日、私とジャンさんはワイバーンが運ぶ
コンテナのような箱に乗って、依頼にあった
調査隊に参加していた。
私がギルド長と乗る箱は、アルテリーゼが運ぶ
乗客箱と比べると大きさは半分ほどで、
さらに調査に使うであろう機器などもあって、
非常に窮屈な感じになっていた。
「このまま山頂に着陸するのか?」
「そうですね。
ただ、悪天候などで飛べない時の事も
考えなければいけませんので……
出来れば麓までの下山もお付き合い
頂けると助かります」
ギルド長の言葉に、調査隊の1人が
申し訳なさそうに答える。
話からするに、有人前提の施設になると
いう事か。
まあ、全自動はこの世界ではまだまだ
難しいだろうし。
「じゃあ稼働したら、基本は地上から
通勤・補給を?」
「そうですね。
でも麓まで降りれば、近くに『鉄道』が
通っておりますので―――
そこまで厳しいという事でもないと思います」
担当者の言葉にふむふむとうなずく。
確かに、近くに『鉄道』の駅があれば、
そこをまずいったん人員や物資の補給地点に
するだろうし……
山の方もせいぜいが高度500メートルか、
1千メートルに満たないくらいだろう。
そしてこの世界の人間が標準で『身体強化』を
使える事を考えると、決して難しい条件では
ないと思う。
「そろそろ着陸します!
準備をお願いします」
そして別の調査隊から指示が出て、
私とジャンさんは山の頂点という地上を
見下ろした。
「ううっ、そろそろ初夏だというのに
肌寒いですね」
「さすがに雪は残っていないようだが」
それぞれ測量を始める調査隊を横目に、
私たちは周囲をパトロールがてら見渡す。
「あーあ、麓から上がってくりゃ良かったかな」
不意にギルド長がそんな事を言いだし、
「どうしてですか?」
思わず私が聞き返すと、
「だってよぉ、複数のワイバーンで
来ちまったんだぜ?
たいていの獲物はそれ見たら逃げちまうわ」
彼の言う通り、調査隊は複数に分かれて、
それぞれ別のワイバーンのコンテナで
運ばれて来た。
要するにこちらを襲うなら、数体のワイバーンを
相手にする前提なわけで―――
「だから何も起きないに越した事は
無いでしょう」
「ちぇっ、つまんねーの」
そんな会話を聞いていたのか、周囲は
やや困ったような表情でこちらを見る。
「まっ、帰りは麓まで歩きだし。
それに期待だな!」
そして私も周囲と同じような表情になって、
バトルジャンキーを見守った。
「っと……
結構な難所だな」
「そうですね。
上から見たらわかりませんでしたけど」
1時間もすると測量が終わったのか、
ワイバーンで引き上げるチームと、
帰り道を確認するチームとに別れ、
さらに護衛のため、ワイバーンが1体、
私たちの上空に張り付いていた。
そして下山する一行を待ち構えていたのは、
岩や石がゴロゴロしている道なき道で、
「おかしいな」
ふとジャンさんが周囲を確認しながらつぶやく。
「何かありましたか?」
「だってよ、頂上にだって多少の木や草は
生えていたんだ。
なのにここは草一本生えていやがらねえ」
その言葉に思わず私は周囲を見渡す。
いの一番に注意しなければならないのは、
酸欠、もしくは毒気だが―――
だがここは低地というわけでも、谷底という
わけでもない。
それによく見れば、虫やネズミなどの小動物は
普通に岩陰とかにいる。
さらにそういう場所は、何らかの生き物の
骨が散乱しているはずだが……
それも見当たらない。
「もしかしたら魔物のテリトリーかも知れん。
だが―――」
「だ、だが何です?」
その問いにギルド長は大きくため息をつき、
「だが、出て来ないかも知れん。
上空にワイバーンが張り付いているからなあ」
その答えに私と周囲は思わず姿勢を崩す。
どこまで戦いたいんだよこの人は。
「ま、まあでも……
出て来ないという事はその程度の魔物という
事では?」
「それはそうなんだがなあ。
本当にこのまま、何も出て来ないっていうのも
ちょっとなあ。
少しばかり運動したいんだけど」
心の底から残念そうに言うジャンさんに、
周囲は呆れ顔になるも、
「あれ? でも―――
それでも出て来たら?」
「あ?
そりゃお前、ワイバーンと同等かそれ以上って
事に……」
そこまで話していた時、フッ、と周囲が
暗くなって、
「ん? 雲?」
そう私が見上げた先には、大きなヤモリか
イモリのような魔物が立っており、
「ほお。コイツはデカいな。
『火蜥蜴』か」
そうギルド長は事も無げに―――
いや、笑顔を浮かべて説明する。
その顔は、『獲物だ!!』と喜ぶのを隠す
事もなく……
それとは対照的に、調査隊のみなさんは
叫び声を上げて逃げ惑う。
そりゃ、いきなり立ち上がって4・5メートルは
あろうかという爬虫類? 両生類?
が現れたら、こっちの方が普通の反応だ。
そして一方で『火蜥蜴』は―――
威嚇と言わんばかりに上空に向かって火を噴く。
「あー、ちょっとヤバいかも」
「えっ!?
ジャンさんでも倒せないとか!?」
慌てて彼に問うと、
「そうじゃねぇよ。
俺とお前だけだったらどうにでもなる。
しかしあの炎はちと厄介だ。
しかも調査隊、あちこちに逃げ散っているし」
一方向、私の背後にでも身を隠してくれていたら
大丈夫なんだろうけど……
今やそれどころではなく。
「しゃーねえ。
今回はお前に譲るわ。
パパッとやっちゃってくれ」
残念そうに私の肩を叩くギルド長に、
「えっと、炎さえ何とかすればいいんですか?」
「えっ? 出来るか?」
「条件設定は出来ますので―――
例えば、
『火を口から放つ爬虫類・両生類など
・・・・・
あり得ない』
とかにすれば」
実際、これまでにも条件設定や範囲は細かく
設定出来るようになってきており、私が
そう説明すると、
「おし! 頼むわ!!」
「わかりました!
……っていうか、もうなっているんじゃ
ないかと」
2人揃って『火蜥蜴』の方を向くと、
立ち上がって口をパクパクさせながら、
混乱しているような動きを見せていて、
同時に、こちらの状況に気付いたであろう
ワイバーンも降下して来るのが見え、
「おう、ありゃ俺の獲物だ!
お前はアイツが逃げないように―――
いや、調査隊に近付けないようにしてくれ!」
ジャンさんは本音と建て前が入り混じった
指示を出すと、理解したのかワイバーンは
少し距離を開け、
「これで邪魔者はいねえ!!
戦ってくるぜ!!」
と、意気込んで『獲物』に向かって行き、
時間にして3分ほどが経過すると、
シッポを抜かしても5メートルはあろうかという
巨体が地面を揺らし、
「おー、いい暇つぶしになった♪」
「良かったですね」
満面の笑顔のギルド長に、私は達観した
表情で返した。
コメント
2件
話多すぎ よくこんなに書けるね 尊敬はしないけど
お疲れさまです、寺島あおいです🌷 第328話、読み終わりました。 今回はギルド支部での雑談から、まさかの無線機開発と調査隊のお話へ。しかもダミーとしての山頂調査に、出てこないと残念がるジャンさん…「戦いたい」が透けて見えるのが笑えます(笑)。 そして最後に出てきた火蜥蜴、あっという間に「火が出せない」設定で無力化しちゃうシンさんの冷静さが逆に怖い。バトルジャンキーなギルド長との凸凹コンビ、本当に好きです。 ラッチの結婚問題も含めて、社会の仕組みと寿命の違いを真面目に考えているのが印象的でした。次も楽しみにしてますね。