「おまたせダルメ。」
「マリは!?」
「封印したよ。」
「そっか。」
「でも、あの封印は解けるようにしてあるから。
あの娘を救ってあげられると思ったら解いてあげると良いよ。」
「本当に?」
「嘘はつかねぇよ。」
「ありがとう。明希。」
「あ、そうだ。俺やることが残ってるから、戻るよ。」
「もう行くのか?」
「ああ。後、ここの王様に頼めば、
スラミシアが復興したら帰れるから。」
「でも、私は国に追われてるんだけど。」
「そっちは平和的に解決したから。」
何でかは知らないけど王様に土下座されながら
願いは何でも聞くって言われたんだよな。
「じゃ、またいつか会おうな。ダルメ。」
「うん、またいつか。」
♢闇あこ♢
さて、戦闘跡地に戻ってきたわけなんだが。
「やっぱり開きっぱだな、この空間のひび割れ。」
なんなんだろう?触ってみるか。
明希が触ろうとすると、強烈な突風が巻き起こり、
そのまま明希を空間の狭間へと取り込んだ。
「最悪だ。警戒しとくんだったな。」
〜つづく〜
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