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運命

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運命

1 - 前編

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8

2023年09月29日

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僕は、相棒に殺された。そしてまた、殺される。


もう何回殺されただろうか。相棒に、たった一人の親友に。


どう変えようとも、結局最後は僕を殺す。


ある時はファンタジーの世界で、ある時はマフィアで、ある時は家族で、ある時は君が殺人鬼で。


どんな場面になっても君は僕を殺す。


今回は赤の他人だった。


そして、君には恋人が居た。


「あか、ね?」


「あ?誰?」


今までで一番傷付いた。今までは、関係があったから。ほんの少しでも。


何で何回も殺されなきゃいけないんだろう。


殺されるとわかっていても怖い。痛い。



あ、やっと気づいた、僕は、君のことが好きなんだ。


何で?という心からいつの間にか、次はどう殺してくれるの?という執着心に変わっていた。


君は僕の恋を認めてくれないだろう。


だから、この花吐き病は治らない。


僕が片想いしてるのは、男の君だったんだね。


君が直接殺さなくても、僕は君に殺される。


勝手に片想いして、殺される。


でも、僕は君のことを嫌いになれない。


だって、相棒だから、たった一人の親友だから。


「やぁ、こんにちは。いや、初めましてか。」


「僕と君が18歳のクリスマス。24時に、君は僕を殺す。」


「はぁ?」


「何言ってんのアンタ」


「ちょっとした予言さ」


「別に覚えなくていい。」


「初対面の奴が何言ってんだっていうのは分かるよ、けど、君は僕を殺す。」


「それじゃあ、」


「いや、最後に一言。」


「僕は君のことが好き。」


「ばいばい」


言えた。でも、返事は聞きたくない。


拒絶されるのが、怖い。


覚悟はしていても、いざ言われるとなると、怖い。


でも、どうせ死ぬなら、想いを伝えたい。



クリスマスまで、あと一週間。

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友達のプリ小説のコピペです。BLです。

よやなき。とおっていう人のです。

許可出てるので安心してね。

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