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- ̗̀⚠︎ ̖́-
hsrb × inm
匿名R様のリクエストです
素敵なリクエストありがとうございます!
hsrbが過保護、inmに対してだいぶ甘いです
最初の方だけkyng視点ですご注意を
何か解釈違いや地雷などありましたら書き直しますのでリクエストくださった際のコメントでも、この作品のコメントでもいいのでご連絡ください
kyng視点
大分前から気になっていることがある。
それは星導が大分伊波に対して過保護な事だ。
伊波のことが好きなのは見ていればわかる。
だってライがこれしたい、あれしたい!なんて言えば俺とカゲツに連絡が来る。
ライがこれしたいって言ってるから今度の休み教えて、みたいな。
いやいやいや、普通にやりたい!ってここ行きたい!って言ってるのライなんだからライから連絡させろよって思う。
いや、1回とか数回ぐらいならわかる。
でも数回とかいう次元じゃない。
ライから連絡来る前に俺とカゲツと星導のグループチャットに星導から連絡が来る。
さすがにおかしすぎる。
ちなみにこのグループチャットは星導が相談したいことがあるとか言ってたから作られたグループチャット。
最近はライにかっこいいって言ってもらいたいから髪の毛切ろうかなとか抜かしやがった。
まじで勝手に切っとけよ……。
俺に相談してくんな。
ライが好きな服ってどんな系統の服だと思う?とかかっこいいって思ってもらいたいんだけどどういうヘアアレンジしたらいい?とか聞いてくる。
まじで俺にそれを相談してくるな。
もはや牽制か?と思うぐらい相談される。
もうひとつやめて欲しいことがある。
ライが可愛くて〜とか言ってくるくせにはいはい、そうだなって適当に言っただけでライは俺のなんですけど?!とか怒って俺の方がライのこと知ってる!って言ってくるのやめてくれ。
まじで。
まだお前ら付き合ってないだろ…。
お願いだから俺に話すな!とは思うがカゲツに何回も相談したらそれはそれでカゲツが困るだろうから仕方なく聞いてやってる。
まじで早く付き合えよ……。
そう思っているのは間違いなく俺だけじゃない。
カゲツも前に相談されたと言ってげっそりしていたし東のヒーロー達が来た時なんてマナは顔を手でおおってため息ついてるしリトは諦めたような目をしていたしイッテツはすごく焦ってた。
ウェンは、笑いながら高火力な一言を言っていた気がする。
もうなんでもいいからその過保護を治してくれまじで。
hsrb視点
最近というか1年ほど前からライが可愛くて可愛くてつい甘やかしてしまう。
今も出かけたついでにライが好きだと言っていたお菓子を買ってきてしまった。
笑ってありがとうと伝えてくる姿は別格に可愛い。
そう思いながら拠点のドアを開ける。
「戻りました〜。」
そう言うだけ言ってみれば可愛らしい声が返って来る。
「星導じゃん!おかえり〜。」
「ライ、もし良ければこれ食べませんか?」
「え!いいの?!」
「もちろん、ライのために買ってきたんですから。」
「ありがとう!今度俺も何か買ってくるね」
「別にいいのに…。」
「でも最近めっちゃ俺に買ってきてくれるじゃん。
さすがにちょっと申し訳ないって言うか…。」
「ライが美味しく食べてくれるだけで俺はもう満足です!
でもライがそれで納得できないって言うならライが俺のために選んだものをください。」
「任せて!星導に似合うもの買ってくる!」
そう会話をしているうちにライの指に絆創膏があるのに気づいた。
「ライ、?」
「ん…?どーしたの?」
「その指、どうしたんですか。」
そう言って怪我している方の手を丁寧に優しく取るとあ、それのこと?なんて言いながら説明をしてくれた。
「本部に行った時に紙で指切っちゃってさ。
絆創膏もらって帰ってきたんだよね。」
そうなんでもないことのように言われた。
ライの綺麗な手に傷は似合わない。
それに嫌がらせが最近少し増えてきていると聞いた。
「……ライ、今度から本部に行く時は俺の事呼んでください。
絶対に一人で行かないで、」
「えぇ?星導、大袈裟すぎ笑」
「大袈裟じゃないですよ、!
この前は嫌がらせされて怪我して帰ってきたじゃないですか!それにその前だって!」
「ん〜ほんとに1人で平気なんだけどなぁ……」
「とにかく!絶対呼んでくださいね!」
「…分かった。」
「良かったです…。急に大きな声出したりしてすみませんでした。
心配でつい…。」
「別に気にしてないから平気だよ。」
「それなら良かったです。」
そう言いながらDytica全員の予定が書かれているカレンダーを確認する。
「…ライ、?」
「なんかあった?」
「明日の任務、1人なんですか?」
「あー、そうそう。
そうなんだよね本当はDyticaの誰かと行くはずだったんだけど別の西のヒーローと行くことになってさ。」
「……それ、俺もついて行っていいですか?」
「え??…まぁ平気だと思うけど……。」
「じゃあ明日一緒に拠点出ましょ。」
「…うん。」
少し不思議そうにこちらを見ながら俺が買ってきたお菓子を食べるライはすっごく可愛かった。
inm視点
ロウにチャットで連絡を取る。
『星導おかしくない?』
『急すぎ、なにが』
『今日本部に書類取りに行った時に指切っちゃってさ、絆創膏付けてたんだけど』
『うん』
『その指どうしたんですかから始まり、
最終的には1人で本部行くなだってさ』
『やばすぎ、あいつまじ過保護だろ』
『しかも明日俺Dytica以外の西のヒーローと任務行くって話したじゃん』
『してたな』
『一緒に行っていいかって言われたんだけど』
『は?』
『何言ってるかわかんないと思うけどこれガチね』
『あいつまじライのこと好きすぎるだろ』
『1人で全然平気なんだけど』
『まぁ嫌がらせされてるのが心配なんじゃね?』
『それ言われた』
『いつ』
『今日もそうだし一昨日の大型任務の時とか、後は1週間前の本部の話し合いの時とか』
『マジか』
『でも放っておいても良いんじゃね』
『なんで』
『お前を守ろうとしてるだけだろ
さすがに門限とか決め始めたらやばいけど。』
『まぁそれもそうか』
『ありがと、ちょっと様子見するわ』
『うい』
なんて会話をして終える。
ロウは過保護だと言っていた。
確かにそうかも…。
なんて思いつつ最近星導が沢山甘いものを買ってくるから少し肉が付いた腹をつねる。
お腹だけじゃなく足も腕も肉が付き始めている。
「さすがにダイエットしなきゃな……。」
いつも筋トレはしているけど有酸素運動の方はあまりしていなかった。
外でランニングするのが嫌だから家でできる筋トレを体力作りとして始めたはずなのに……。
そう考えてからだいぶ前に買ったルームランナーがあったのを思い出した。
「…ダイエット、するかぁ……。」
なんて言いながら直ぐにルームランナーを俺の隠し部屋に持っていく。
実は俺の部屋は2部屋あってそのうちのひとつは機械を作ったり置いたりしておくところになっていて他の3人が知らないうちに改造してその奥にもう一部屋作った。
その部屋に筋トレ用具を置いていたんだけど空いてるスペースがあったからそこにルームランナーを追加する。
今日から筋トレの量も増やそうかな…。
そう思い始めてから1ヶ月。
筋トレの量を少し増やし、ルームランナーを採り入れたおかげか少し体力が前より増えた気がする。
それにお腹も元に戻ったしなんなら前より少し細くなった気がする。
腕は前と同じくらい細いけど筋肉はきちんと付いているし、足もそうなった。
やっと細くなってきた。が
問題はそこじゃない。
星導だ。
前より悪化してきているのだ。
もはや束縛の域。
だけど星導が好きだからとそれを許してしまう俺もおかしいのかもしれない。
そう思いながら夜中に急に入った任務を終え、拠点に戻ろうと歩き始めた。
拠点に帰ればソワソワとした様子の星導がいた。
「…星導?」
「ライ、!!良かった…おかえりなさい。」
「うん……ただいま」
「急に居なくなったからどこに行ったのかと思った。」
「急に任務入っちゃったんだよね……。」
そう伝えれば眉をキュッと寄せてこちらを見てくる。
「ライ、任務に行く時絶対に声掛けて。
寝ててもいいから教えて。
話聞けそうになかったらチャット送るかメモ残してって。
それか俺の事任務に連れてって。
お願いだから。」
「ぇっと……」
「今日の任務って1人だったんですか?」
「そ、ぅだけど……」
「今度から1人の任務の時は絶対呼んでください。
しかも今夜中じゃないですか
ライは可愛い顔してるんですから拉致とかされたらどうするつもりなんですか。」
「…おい、星導」
「、?あぁ小柳くん
どうしたんです?」
「お前…さすがにそれは違う」
「どこが悪いんですか?
ライのこと心配してるだけなのに……
るべち悲しい、泣いちゃう。」
「前からずっと思ってたけどお前さぁ……
はぁ、なんでもない。」
「え、ぁちょっと!ロウ!」
「星導…わかった。
連絡すればいいんだよね、?」
「…ごめんなさい、強引すぎましたかね……。」
「…さすがに最近はちょっとやりすぎな気がするけどでも星導はおれのことしんぱいしてくれてるんでしょ?」
「…はい。」
「星導に心配されるのは俺、嫌じゃないよ。」
「…ライ、俺ライが俺の居ないところで死んじゃうんじゃないかって思って怖いんです。
だから、だから俺の眷属になってくれませんか…」
「しょうがないなぁ。」
「ぇ、い、いいんですか?!」
「嫌だったらとっくに帰ってる。」
「ありがとうございます、!!!」
「ただその過保護は治してよ。」
「……善処はします。」
そんな2人に月の光が降り注ぐ。
ライは月の光に照らされた星導を見て恥ずかしそうにはにかんでいた。
コメント
13件
うきゃぁ、、最高です、、、 共依存?的なのいいですね、、😊👍🏻 リクエスト応えてくれてありがとうございます!!!