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⚠注意⚠
注意書きは一話にあります。
クラウン:いかがされましたか?
チーノ:クラウンさんって魔女何ですか?
クラウン:ええ。魔女の中の最上位の存在ですね。
チーノ:魔女にも序列があるんですか?
クラウン:そうですね。序列というよりも師弟関係と言ったほうが正しいですかね。
チーノ:師弟?
クラウン:ええ。魔法は必ずしもはじめから使えるわけではありません。誰かから教わらなければ上達しません。私は何人ものの弟子を育て上げましたから最上位と言っても過言ではないでしょう。
チーノ:へーそれじゃあ、クラウンさんのお師匠さんはどういう方だったんですか?
クラウン:そうですね、育てていただいたことには感謝していますが、私のやり方と師匠のやり方とでは異なることが多かったので喧嘩が耐えなかったですね。
チーノ:へー。
クラウン:そうそう、チーノくん。君から魔女の匂いがするのですが、一体誰とあったのですか?
チーノ:魔女とはあなたが初めてですよ?もしかしたらどこかの魔女の悪戯で何かしら魔法をかけられているかもしれないですね。ほらWR国には多種多様な人々で溢れていますから。
クラウン:………そうですか。
ツーっと背中に冷や汗が流れる。魔女の匂い?もしかしてオニユリさんの匂いなのか?自分からそんな匂いはしないし、魔女だというクラウンさんからも魔女の匂いがしない。俺の鼻が馬鹿なのかもしれないが。
そもそも魔女の匂いってなんだ?自分からもクラウンさんからも不思議な匂いはしない。聞いてみるのが一番か……?
チーノ:あの、魔女の匂いってどんな感じなのですか?
クラウン:魔女には一人ひとり名前に花の名前がついているのです。だから自分のものだと人間に花の匂いをつけるんです。
チーノ:マーキングみたいなものですか?
クラウン:そうですね。だってほら、自分のものを他人に取られたくないじゃないですか。
チーノ:なるほど。
クラウン:着きましたよ。この階段を降りればWR国の二人がいます。私はここで見張りをしていますので。
チーノ:分かりました。
一つ一つ階段を降りる。冷たい牢獄がずっと続いている。どこにいるのか聞いておけばよかった。いや、むしろ好都合。時間がかかっても「どこにいるのか分からず、さ迷っていた」と答えられる。
感じろ。
オスマンさんとひとらんさんの気配を。
…………見つけた。
そちらに足を進めて向かう。
チーノ:………オスマンさん、ひとらんさん
オスマン:……なんのようや?
ひとらんらん:……チーノくん。君に責任を押してけていることは分かっているけど、ここで殺そうが生かそうが君に委ねる。
オスマン:いつからお前は、グルッペンを裏切った!?!いつからそっちの人間になったんや!?!いつから俺らを嘲笑ってた!?!
ひとらんらん:落ち着いて、マンちゃん
オスマン:………。
チーノ:……ここにあるもんが見えとるか?
ひとらんらん:………ナイフだね?
チーノ:せや。やから、何をしようとしているか分かるよね?
ひとらんらん:………言っただろ?君に任せると。
どうも、作者です。
前回の話のタイトル「失敗は許さえない」となっていますが、「失敗は許されない」の間違いです。
指差し確認を怠ったことをお詫び申し上げます。
エーミール:申し訳ございませんでした!!