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はな
はな
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ヴィランになると決めてから、行動は早かった。
その足で
出久が俺の、
かっちゃんが僕の、
コロスことを意識した初のターゲットを決めた。
俺は出久が1番抵抗しそうな相手を考えたけど、
あんまり思い付かず、
夫婦にとても可愛がられているガキを選んだ。
もちろん出久は頭を撫でるだけで、あっという間に状態を悪化させた。
触った瞬間はギリギリ殺さず、
母親が体調悪化に気付いた5分後に指を鳴らして殺した。
出久の個性は御伽の魔法を掛けたみたいに幻想的だった。
僕はかっちゃんに同級生くらいのモブを選んだ。
アイツらがかっちゃんを置いて逃げ出したこと、
僕が苛立ちを覚えていたのかもしれない。
かっちゃんは一瞬で距離を縮め、
顔めがけて派手に爆破した。
モブの頭が綺麗に破裂する。
血の雨を浴びたかっちゃんはとても輝いてみえた。
初めてのコロしは、気持ちが高揚した。
一種の麻薬だと思う。お互いの胸に手を当てて、心臓がとんでもないスピードで動いてて笑ってしまった。
「ハッ!おい、デク!テメェ、昂らせてんじゃねェ!」
「フッ…そういう、かっちゃんもドキドキしてる!」
ドキドキはお互いの感情すら勘違いさせるようで、
どちらともなくお互いを求めた。
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