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真「ずぶ濡れじゃん…泉さんっ」
大雨の帰り道。びしょ濡れの泉が、部室に駆け込んだ。
タオルを差し出すと、泉はふわっと笑う。
泉「ゆうくんも怒っても可愛いね〜……ありがと♡」
真「……僕だけがされるの、不公平ですから」
そう言うと、真は泉の前に立ち――
タオルを手に、そっと服の裾へ指を差し込む。
泉「ちょ、まっ、ちょっと!?何して――っ」
真「背中、拭くだけです。ジッとしててくださいっ」
泉の息が詰まる。
そして、真が顔を近づけて――
顎クイ。
真「ドキドキしてます?泉さん、」
泉「……っっ……、は?」
頬を赤く染めた泉は、
本気で言葉に詰まっていた。