今更ですが自己紹介
名前 篁 楓
身長 157cm
体重 49kg
好きな物 千空の化学、猫
嫌いな物 暗闇、父親
普段↓
運動中↓
ゼノ)まずは衣食住の確保からだ
ゼノ)スタン達は食料調達、その他は拠点の建設に協力してもらう
ゼノ)問題は衣服だが…
言うか迷ったが、少しでも恩を売っておく事は大切だ。 ここは私の有能性を見出してもらおう
頼みたい事もあるし……
楓)…あー、Dr.ゼノ
楓)ある程度の物なら作れますよ
ゼノ)本当かい? なら、衣服は君に任せたよ
楓)待った、その前に
楓)私のお願い、1個だけ聞いて貰えませんか?
スタンリー)なんよ、そのお願いって
楓)その……
楓)眼鏡を作ってくれませんか
ゼノ)嗚呼、勿論構わないよ
ゼノ)視力はどのくらいかな?
楓)0.03です
スタンリー)は? それほぼ何も見えてねぇじゃん
ゼノ)よくそれで歩けていたね…
楓)殆ど勘でした
ゼノ)分かった、至急用意するよ
楓)ありがとうございます
皆がそれぞれの役割に向かう中、私は眼鏡が出来るまで待機となった。
…暇だ、旧世界じゃ暇なんて最高の時間だったが、今となっては只々苦痛である。
なんせ石化中の何千年と云う間、暇を持て余していたのだから、もううんざりだ。
楓)山菜でも取ってこよう
私はスタンリー達食料班の後を追う形で森の中に入って行った。
数十分程後を追ったが、私の貧弱な身体では特殊部隊に追いつける程の体力は持ち合わせていないと改めて気付き、潔く諦めた。
その場にしゃがみこみ、山菜を漁る
楓)これはいけるヤツ…これは死ねるヤツ…これは腹崩すヤツ…
楓)まぁざっとこんなもんでいいか
気付くと日が落ち始めていた。
楓)早く帰んないとな
来た道を戻ろうと立ち上がると、1つの疑問が浮かぶ
私…どっちから来たっけ
いや本当に冗談はよして欲しい、こんな事にならないよう、方向にはとても注意していたのだ
…が、少し暗くなり、どこも同じ様な景色、おまけに眼鏡もないこの状況で、確実な方向が曖昧になってしまった。
山菜採りに夢中になってしまっていた…馬鹿か私は
こんな時の為にできるだけ濃く足跡を付けて歩いて来たのだが、相当地面に近ずかないと見えないぞこれ
こんな調子じゃ何時間掛かるか分からない
楓)自分の視力を過信し過ぎた…こんな馬鹿な事になるなんて、無様にも程があるでしょ
私は足跡を辿って地道に皆の所へ帰ろうと試みたが、何時間経っても景色は一向に変わらなかった
どんどんと辺りが暗くなり始め、緊張や焦りと言った感情が、恐怖へと変化していく。
こわい
暗いところは苦手なのだ、私は
楓)Dr.ゼノー!! スタンリー!!
私は思い切って叫んでみるが、その声は静かに森の中へ消えていった
嫌だ、1人で暗闇なんて耐えられない
それに、こんな森の中、いつ野生動物に襲われるかも分からないのに
すると近くの茂みから、「ガサッ」という音が聞こえてきた。
その音は着実に近ずいて来ており、私は恐怖でその場にへたりこんだ
楓)食い殺されるくらいなら、せめて…
私はその辺にあった尖った石を拾い上げ、自身の首元に添わせる
死を覚悟した瞬間、誰かから腕を思い切り掴まれた。
楓)…ス、スタン、リー…?
スタンリー)おい、今何しでかそうとしたよ
幻覚でも見ているのだろうか?
スタンリーの頬にそっと触れる。──暖かい。
スタンリー)さっさと帰んよ、ゼノがお怒りだ
楓)…はい、
スタンリーは私の事を軽々と持ち上げ、そのまま進み出す
楓)あっ、歩けます! だから下ろ…
スタンリー)あ?
楓)…されたい訳ないじゃないですかぁ、
スタンリーは、さっきよりも低いトーンで、私にこう言った
スタンリー)…もし次ゼノに面倒かけるようなら、俺が撃ち殺すかんね。
楓)……分かりました
きっと彼なら、本当にするだろう
こんなに怪しい上に、自分達の役に立たないのであれば、生かしておくだけ無意味である。
嗚呼、これでまた、彼らに逆らえなくなった
でもそんなことよりも私は、あの暗闇から助けだしてくれた事を、本当に、本当に心から感謝しているのだ。
楓)ありがとうございます、スタンリー
スタンリー)……
一旦終わりです
キャラメーカー楽しすぎて作りすぎたので、良かったら見てって下さい。
🎃🎄さんの、「やわらかめのネコヤギ」というキャラメーカーです
かわいいの沢山で楽しませて貰っています、ありがとうございます。
おやすみなさい