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夜の首都高C1、トンネル内。トオルの180SXとシンジの黒いBMW M3(E46)が激しいバトルを繰り広げる。LSDを強化した180SXはコーナリングで鋭くインを攻め、シンジのM3が直線で追い上げる。シンジが「お前、噂通りやるな! でもマコトに挑むなら俺を倒してからだ」と挑発すると、トオルは「邪魔するなら受けてやるよ!」と応戦。最終コーナーでトオルがインを突き、僅差で勝利。パーキングエリアで停車し、シンジが「やるじゃねえか。マコトに挑む資格はあるな」と笑う。トオルは「次はお前がマコトに挑む番だろ?」と返すが、シンジは「俺はまだだ。C1をもう少し楽しむよ」と去る。
パーキングでユウジと舞衣がトオルを出迎える。ユウジが「新顔のシンジ、なかなかだったな。M3って直6のバランスいいから手強かったろ」と言うと、トオルが「うん、でもLSDの強化おかげでコーナーで勝てた。後藤さんに感謝だな」と笑う。舞衣が「マコトはもっと強いよ。シンジみたいな新顔にも負けてられない」と気を引き締める。トオルは「カイトのためにも、マコトに勝つ。次のステップ考えなきゃ」と決意を新たにする。
場面は大阪へ。タクミとユウトのVTEC兄弟は、エンジンブローで不動となったシビックEG6に代わる新しい車を探している。中古車店で二人が見つけたのは、鮮やかなチャンピオンシップホワイトのシビックタイプR(FK8)。タクミが「こいつ、最新のVTECだろ? ターボも付いてるし、C1でリベンジするには最高だ」と目を輝かせ、ユウトが「兄ちゃん、これなら藤原兄妹にも勝てるかもな!」と興奮。店員が「FK8はK20Cエンジンで315馬力。サーキットでも通用する車ですよ」と説明すると、タクミは即決。「これ買うわ。関西の意地、関東で取り戻すで!」と宣言。ユウトが「新しい相棒やな。名前は…『白虎』ってどう?」と提案し、タクミが「ええな。白虎でC1に乗り込むぞ」と笑う。
新しいシビックFK8をガレージに持ち帰った兄弟。タクミが「EG6の魂を引き継いで、こいつで再戦や」とボンネットを撫で、ユウトが「次はエンジンブローなんてさせへん。トオルたちともまた走りたいな」と呟く。二人は夜の大阪環状線でFK8を試走。ターボの効いた加速と、最新のサスペンションがタイトなコーナーを軽快に抜ける。タクミが「こいつ、EG6より全然速い! でも俺らの走り方で仕上げなきゃな」と言い、ユウトが「関東に戻る日、近づいてきたな」と意気込む。環状線のネオンが白いFK8を照らし、兄弟の再起を象徴する。
場面は再び関東へ。トオルは後藤の自転車屋でシンジとのバトルを報告。「M3に勝てたけど、マコトにはまだ足りない気がする」と相談すると、後藤が「次はエアロだな。高速での安定性が上がる。マコトのR34はダウンフォースが強いから、直線でも差をつけられねえようにしないと」と提案。トオルが「エアロって、見た目だけじゃないんですか?」と聞くと、後藤が「バカ言うな。空気抵抗を減らして、車を路面に押し付けるんだ。ケンジの車もフルエアロだったぞ」と説明。トオルは「分かりました。バイト増やして金貯めます!」と決意。
一方、マコトはC1のパーキングでR34を停め、シンジと会う。シンジが「トオルに負けたよ。マコト、お前と戦う前に俺が潰されちまった」と笑うと、マコトは「新顔がC1を盛り上げてくれるのはいいが、俺の相手はトオルだ。邪魔するならお前も潰す」と冷たく返す。シンジが「分かってるよ。俺は見物人でいい」と肩をすくめる。マコトはR34のエンジンを始動させ、「トオル、早く来い」と呟く。
トオルはガレージで180SXに触れ、「マコト、必ず勝つ。カイトのためにも、ケンジさんのためにも」と呟く。ユウジが「VTEC兄弟も元気にしてるかな」と言うと、場面は大阪へ。タクミとユウトがFK8を磨き、「次はC1で藤原兄妹にリベンジや。トオルともまた走りたいな」と笑う。関東と関西、C1と環状線の光が二つの決意を繋ぎ、次の再会を予感させる。
**桜井トオル**:シンジとのバトルで勝利し、マコトとの対決に向けエアロ強化を決意。VTEC兄弟の動向にも思いを馳せる。
**三田ユウジ**:トオルのサポートを続け、関西の兄弟との再会を期待。
**なにわのVTEC兄弟(タクミ&ユウト)**:シビックFK8を購入し、再起を果たす。C1でのリベンジとトオルたちとの再会を目指す。
**篠原マコト**:トオルとの対決を待ちつつ、帝王としての冷酷さを保つ。
**シンジ**:トオルに敗れるが、C1での存在感を示す。