テラーノベル
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「なぁ?オッサン達に俺達のゲーセン代、奢ってもらう〜?」
「それ、最高っしょ!かっちゃんも行くよね!」
「ふざけんなッ、俺ァ、最難関校に入んだ!それで内申響いたらどうしてくれる?!」
「あ〜もう、分かったよぅ~」
「あっ!待てって、かっちゃん!!」
「チッ!」
たまたま目の前を走っていたサラリーマンと俺の肩がぶつかり、サラリーマンは倒れてしまった。
「あ”ぁん?」
「ひぃ~!!!!」
「オッサン?ぶつかっておいて、何も挨拶ねェのかよ?」
「や、ヤバい!!…こうなったら、コイツにやってもらう!」
サラリーマンは急に持っていたアタッシュケースから注射器を取り出し、俺の腕に刺してきた。
「ぉい!ッ!いてぇ!!」
何かとんでもないモノを入れられた感覚に襲われ、俺は意識を無くした…
意識を取り戻した時、警察に幽閉されていた。
何でも俺が殺傷事件の加害者らしい。
警察に、家族に、捕まえられたヒーローに、
どれほど事実を伝えても、信じてくれなかった。
皆、本当の事を話せという…
どれだけ信じてくれと話しても、
全く俺の事を信じてくれない…
悲しかった…
辛かった…
苦しかった…
…そんな中、周りが少し落ち着いた頃に、
デクが来てくれた。
そして、デクだけは俺の事を信じてくれた。
「かっちゃん!僕は信じるよ!分かった、そのサラリーマンを捕まえてやる!」
結局、そのサラリーマンは殺傷事件の現場近くで殺されていた。
そして、その事件で俺は犯罪者…とされた。
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