テラーノベル
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辺り一面は真っ白。
床も天井も壁も。
白 白 白。
「何かしら この部屋…なんだか不気味ね」
と微かな不安を滲ませつつ辺りを見回す美香。
修造は自身が着ているスパンコールスーツと同じくらいの光度で鬱陶しく瞬く掲示板に目を向ける
「なんだありゃ “ハグしないと出られない部屋”…ほーん」
掲示板にはギラギラと鬱陶しくパワーワードが羅列していたが、修造は特に驚くわけでもなく何度か小さく頷くだけだった
美香は「!?」と目ん玉が飛び出そうになった
(え…私今からコイツと抱き合うわけ…?無理無理無理無理無理無理無理無理)
美香は顔を蒼白させ修造の後ろ姿を見つめる
修造はぎゅるんと満面の笑みで首を動かし「さぁ おいで✨️」とパチパチと瞬きをしながら元々の脂ぎった汚い顔にさらに下品な笑みを上乗せして爽やかに(?)両手を広げた。
美香はあまりの醜悪さに脳内の伝達がショートしかけたが、突然覚悟を決めたように獣のごとく修造の元へ飛んでいった
そして見事に修造の鳩尾に拳を叩き込む
「ブッフォ!!」
修造の苦悶の絶叫が響き渡った直後 修造はパタリとパネルのように床へ倒れた。
ただし。
実はこの瞬間に美香は一瞬だけ…けれど確実に修造の背中に手を添えていたのだ!
(これがハグと認識されるかどうかよね…頼むから認識して お願い…!)
と扉に祈りを捧げる
すると…扉がゆっくりと開いた
「イェーイ!!一抜けFooooo!!」
美香は盛大に歓声を上げながら泡を吹いて倒れている修造を置き去りにして部屋を出て行った。
コメント
1件
第1話、一気に読んじゃった!美香の「無理無理無理」連発にめっちゃ共感したよ笑 ラストの一抜けFooooo!!には吹いたw あの一瞬の背中タッチがハグ扱いって発想、天才すぎる…!続きが気になるよ〜!