晴天の空,サラの元に行こうとしてる僕の隣を飛ぶのは「わぁ兄さんと一緒なんて嬉しいな」弟の堕天使なぜこうなったかと言うと数時間前に遡る
『こらー!!助けちゃダメでしょー!!』魔界中に響く位の怒声を出したのは魔王だった
『死なれたら仕事が出来ないからですそれにあの少女は此方が見えているそうなんです』ニコッと笑顔を浮かべ言い終わると魔王の片眉毛がピクッと動きチラッと視線を僕に向けて『それは本当?』真剣な目で見つめ返し『本当です』と言った
一瞬顎に手を添え考え込み魔王もまた真剣な顔を浮かべ『わかった但しその真意を確かめる為に堕天使を連れてけ』『はい』
でこうなった「あ,居たよあの子だよね?」弟が指差した方を見るとサラが居た
サラの姿を見て思わず「サラ…」名前を呟くと「兄さんが一人の人間に情をね~」その言葉に驚き目を見開いたまま弟を見た
「今気付いたの?」反応に驚く弟をよそにサラの元に降り
「やぁ今日も来たよ」声をかけられたのに気付き振り向き手を振ってくれたサラに手を振り返したら首を傾げ画用紙に何かを書き始め「“後ろの人誰?”」と言われ振り向くと満面の笑みを浮かべた堕天使が居た
「僕の弟の堕天使」 紹介すると首を傾げて疑問符を浮かべたサラに“どうしたんだぃ?”聞いたら画用紙に何かを書き始めるサラに弟が近づき顔を覗き込み「へー本当にぼくらの事見えるんだー」画用紙を取り上げられたサラは必死に手を伸ばし返してもらおうとしているよそにペラペラと画用紙の中を見ていた
それを見た僕は弟から画用紙を取り上げ「弟がすまなかったね」申し訳なさそうに言ったら画用紙に何かを書き始め僕らに見せたそこには“大丈夫ありがとう” と書いてあった
「そうかぃ?君は優しいね」言うとサラは首を降った後画用紙に返事を書き込み“サタンのが優しい”と書いてあった
“優しいって言う君が優しいんだよ”言おうとしたら「サタン?兄さんサタンって呼ばれてるの?」目を見開き驚いた表情を浮かべた弟が居た疑問符を浮かべ「?…そうだけど?」と言った
すると考え込んだ後ニコッと笑みを浮かべ
「ならぼくにも名前をつけてよ」
その言葉を聞きサラはきょとんとした表情をうかべた後ニコッと笑みをうかべ頷き画用紙に何かを書き始め僕らに見せた
「“アザエル”…いい名前だねありがと」画用紙に書いてある名前を復唱しニコッと微笑みお礼を言うと頭を撫で宙に数㎜浮き「兄さん帰ろう」僕の方に向かって言った後先に飛びだったそんな弟を睨み付け「あぁ」と言って飛び立とうとしたら裾を捕まれそちらを見ると小さく手を振るサラが居た
僕は手を振り返し「またね」と言って先に飛びだった弟の後を追いかけ飛びだった
僕が来た事に気付き「あ,来たんだねぼくはあの子の事を報告書に纏めて母さんに出すから兄さんは他の報告書纏めて」淡々と言う弟に対し「どうゆうつもりだぃ?」先程の名前の件を聞くとじっとこちらに視線を向けた後視線を戻し「別にたいした事じゃないよ只対象と仲良くするのはいい事だろ?」(対象…確かに希に見ない対象だ)と思い手を一瞬力強く握りしめた後開き「分かった」返事し魔界へと急ぎ飛びだったその様子をサラは微笑み見ていた
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