テラーノベル
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※ボツ作品です。期待しないでください
💙❤️前提💛❤️
内容薄い上に長いので暇な方にどうぞ……!
約5,000字。痛い描写あるので注意。
Fjsw side
「ねー若井ー」
「なーに?」
「みてみて!昨日、花火あがってたの!」
「あ、それ俺も見たよ!すげー綺麗だよね」
「ねー、みんなで花火見る時間があればいいのになぁ」
「花火見る元貴がかわいすぎてそれどころじゃなくなる気がする」
「バカなの?」
朝の会議室。ふたりの談笑の声が聞こえる横で、僕はひとりスケジュール表を確認するふりをしていた。視線は目の前の紙に注がれていても、耳はどうしても会話の方に傾いてしまう。
側から見たら、この会話は非常に微笑ましいものなのだろう。前提として、このふたりは幼馴染という関係で、数ヶ月前から交際していて、今も仲良く順調に関係は保たれていると。
それが、非常に憎たらしかった。
こんなことを言うと語弊があるだろうか?別に、ふたりのことが嫌いだとか苦手だとかでは決してない。
何年も前から、元貴のことが好きだったのだ。
その想いは、数ヶ月前に嬉々としつつも照れた様子で僕に交際を始めたと話すふたりによって、いとも容易く打ち砕かれた。その時の衝撃は一生心に残ることだろう。
はじめ、僕はなんとかこの痛みを忘れようとした。しかし、同じバンドのメンバーという立場なのだから、何をせずとも日々距離が近くなっていくふたりをいちばん間近で見ることになる。前から距離が近いのに、さらにそれが縮まっていく。そんな様子を見させられるのは、本当に苦痛だった。そして、祝福しようと頑張る心はいつしか消え去り、醜い独占欲だけが残るようになっていた。
そろそろ、限界なのかな。
「ねえ、ふたりとも。僕今からコンビニ行くけど何か買ってこようか?」
「え、いいの!?じゃー僕甘いもの!」
「漠然としすぎでしょ。俺はなんでもいいから飲み物欲しい」
「あ、僕も飲み物ほしい!甘いものも絶対買ってきてよね」
「はいはい」
バッグに忍ばせている睡眠薬を見ながら、僕は静かに微笑んだ。
コンビニから会議室に戻る前に、誰も使っていない部屋に入り、鍵を閉める。5分だけだけこの部屋を借りさせていただこう。
「よいしょ、」
まず、元貴のために買ってきたコーラと家から持ってきていた睡眠薬を取り出した。
睡眠薬を瓶から袋に十数粒程度移し、その瓶で薬を細かく砕いていく。粉薬のようになったそれをコーラにサラサラと入れていくと、それを割り箸でかき混ぜた。早くしないと炭酸が弱くなってしまいかねないので、無駄な動きをせず溶かし切ることだけを考える。
「んー、こんなもんかな」
コーラの蓋を閉めれば、見た目では何もわからない。味も……媚薬の類ではないから、きっと平気だろう。
早歩きで部屋を出ると、会議室に戻る。
「遅くなってごめん!買ってきたよ」
「わ、ありがと!」
「助かるー」
買ってきたものをそれぞれの前に置き、自分は荷物を整理するふりをして元貴のことを横目で見る。
コーラじゃん、さすが涼ちゃん!なんて喜んでいるのを見ると口角が上がってしまう。これから起こるであろうことも相まって。
「ん、おいしぃーっ」
「よかったー」
うん。よかった。
どうやら特に怪しまれることはなく、うまく睡眠薬を飲ませることに成功したようだ。
さて、睡眠薬の効果が出てくるまでそう長くはない。
これからどうなってしまうんだろうね、元貴?
「ん……」
「ちょ、ちょっと。ふらふらしてるけど平気?」
「なんか……」
「わっ、体調悪いの!?」
「ゃ……眠くて……」
「寝不足?」
「え……昨日は早めにふたりで寝たはずなんだけどな……。疲れが溜まってたのかな」
ふらふらする元貴を若井が支えながらそう呟く。へえ。昨日はふたりで寝たんだ。
バタッ
「……」
「わ、元貴!」
遂に、薬の効果に身体が耐えきれなくなったのかバタンと床に倒れた元貴。突然のことだったため、支えも意味をなさなかった。すかさず若井がベッドに姫抱きの形で移動させる。
「んー……息はしてるけど……、これ寝てるだけなのか……?」
「多分?ねえ、今日は会議できないよねこれじゃ」
「そうだね」
「じゃあ、僕の家で休ませるから」
「え?いや、俺たちの家で……」
「いや若井番組の撮影あるでしょ。僕が見とくよ?何かあったら危ないし」
「そうだけど、でも申し訳ないから」
「俺が見るから」
「……ありがと」
なんだか不服そうな若井だったが、仕事は外せないはずだ。この後来る予定だったスタッフ達に一報してから、元貴を自身の車まで運ぶ。すーすーと静かに寝息をたてており、非常に愛おしかった。
自宅の駐車場に車を停め、元貴を下ろす。まだ眠りは浅いようだ。結構な量の薬を入れたためだろう。中毒にならない程度に調節している。ただ、なるべく早めにやりたいことをやらねばならない。邪魔者が来たら困っちゃうからね。
ガチャッ
自宅の鍵を二重に閉め、奥の寝室へと向かう。
ベッドに寝ている元貴を放り投げると、少し顔を歪ませた気がした。
「はーい、これ付けようね」
首にキスを落とし、首輪をつけてやる。少しキツめに。
「似合ってるねえ」
革製で黄色の飾りがついているこの首輪は、自分で拘って選んだものだった。デザインがかわいいものの方が、元貴はきっと好きだから。
ついでに、迷子にならぬようにGPSまでつけておいた。我ながら完璧だと思う。
ベッドに横たわる元貴の寝息は、薬のせいかまだ浅い。指で、彼のすべすべとした心地の良い肌をなぞる。
「こんな無防備な姿、いっつも若井に見せてたんだと思うと腹立つな」
声は柔らかく、だけれどどこか冷たい。首輪についている黄色の飾りがゆれ、元貴の白い肌に黒革が目立つ。
ちゅ、
かわいらしい唇にくちづけると、そのまま容赦なく舌を捩じ込んだ。そして、自身の唾液を送り込む。舌をじゅぅ、と吸いながら歯で噛むと、鉄っぽい味がした。
「ぃ……ッ」
「ん、?」
「……っ!?ん、む……っ、!」
ああ、そろそろ薬が切れる頃だろうか。目の前で何が起こったかわかっていない様子の元貴が踠いている。
「ん、んんんん….…ッ!」
あまりに苦しそうにしているので、ぷは、と唇を解放すると、銀色の糸が僕たちの間に紡がれた。
「は、は……ッ、な、ぇ……、?りょ、ちゃ……、?」
潤んだ瞳でこちらを見つめて、困惑した様子でいる。ああ、なんでこんなにかわいいのだろう。
「なん……っ、ぇ……?」
「わ〜元貴、今めっちゃかわいい顔してるよ」
首についている存在にも気がついたようで、ますます混乱している。ニコニコと微笑むと、対照的にギロリと睨まれてしまった。全く怖くないところがこれまた愛おしいのだ。
「マジでなにして……っ、若井は?」
「また若井か。いっつもそれじゃん」
「え、だって……」
「口答え?」
首に手を添えると、段々と力を込めていく。
「……っ!?、な、ちょ……ッ、!くちごたえ、じゃな……っ」
「僕の家にいるんだから若井のことなんてどうでも良いでしょ」
「そんなこと……っ」
「はあ〜……」
喉に親指をあて、ぐっと押し込む。
「ねえ、ここってさ、ボーカルの人にとってすごく重要なところだよね」
「……ッ、かひゅ……ッ、ぁ、……」
「あはは、苦しいねえ」
「ゃ……ッ、やめ、しぬ……ッ」
「まだ喋れるなら死なないよ」
実際、今は軽く頸動脈を押さえているだけだ。すんごく苦しいだろうけど、息が吸えないわけではないのだから死には至らない。ちゃんと僕だって考えてるんだよ?だって、愛人が死んだら悲しいでしょ。
「ゃ、め……ッ、ひゅ、……ッ」
元貴の反応が薄くなってきたところで首を解放してやる。すると、一気に空気を取り込んだせいかげほげほと咳き込んでいた。
惨めで、愛しい。
「ねえ」
そこにあった綺麗な白い脚を蹴飛ばす。
「元貴は僕のこと、好き?」
「ぇ……、ぁ……っ、」
元貴は恐怖に怯えた様子でこちらを見ていた。ふるふると身体が震えている。
「……答えられないんだ」
みぞおちあたりを思いっ切り殴ると、嗚咽をあげながらうずくまってしまった。
「ぅぇ、……、は、は……っ」
「なに?過呼吸?苦しそ〜」
息を荒げながらぽろぽろと涙を流し続ける愛人に、えもいわれぬ感情が込み上げてくる。
「ほら、泣かないで。平気だから」
「ぁ、……ゃだ……っ、は、ひゅ……ッ」
「落ち着いて」
ぎゅ、と目の前の存在を抱きしめながらそういう。こんなに震えて、可哀想に。
なんとか僕から離れようと頑張っているが、それ以上に強く抱きしめている為それは叶わず終いだった。
自分の手でこんなにも翻弄されている彼が、本当にかわいくてたまらない。
「……ッ、ふ……っ」
「ん、治った?」
未だ震えている彼を押し倒し、服を脱がせる。
「ぇ、っ?なにして、……っ、まってっ、!」
「静かにしててよ」
「やだっ、やだやだやだ……ッ」
「うるさいな」
手際よくボタンを外していく。
上の服をはだけさせ、下の服は全て取っ払った。
「え、かわいい〜」
「……」
「ちっちゃいね。かわい」
「……」
下に目を向けてそういうが、無反応。静かに涙を流すだけ。これはいただけないな。
「聞いてんの?」
「ぃ”ッ、」
太ももに歯を立て、がぶりと噛み付く。じわりと血が滲んでいた。
「ゃ、やめて、よ……っ」
「んー」
元貴の首筋あたりを凝視する。そこには、若井によってつけられたであろうキスマークやらなんやらがたくさん散らばっていた。
「うっわ。なにこれ」
「みないで……っ」
「……こんなの許さないけど」
近くの棚からカッターナイフを持ち出す。
「えっ?な、えッ、?」
困惑と絶望の間のような顔をした元貴に微笑んでやると、彼の首筋に刃を当てた。
「ぇ、ぁ、」
「あー……、死なないから平気だよ」
恐怖で言葉も出ない様子の元貴。
そんなのお構いなしに、歯を皮膚に忍ばせた。
「い”た、ぃ”……ッ」
ギリギリと首輪のすぐ下に紅色の傷跡が出来てゆく。浅く切っているから、傷口の周りがぷっくりと腫れていた。鮮血がたらたらと流れてくる。
「や、ごめんなさ……っ、ごめんなさぃ……っ」
「いや、何に謝ってんの?」
とにかく解放して欲しいんだろうね。
そんなこと、するわけないでしょ?
キスマークの嵐が見えなくなるほどに傷をつけると、僕は満足して刃を離した。
「ぅ、……、なんで……、?」
「あはは、いいねその顔。この傷は僕のおかげで出来た傷だからね。ちゃんと覚えてよ?」
血をぺろりと舐めると、元貴の味がした。
間髪入れずに後孔に指を3本突っ込む。
「ひぁッ!?や、そこは……ッ」
「柔らか……やっぱ元貴がこっちだよね」
「やだッ、抜いて、許して……っ」
「こんな柔らかいとか……昨日使った?」
なら、解す必要ないか。
自分の下の服を脱ぎ捨てると、彼の後孔に膨張した自身をあて、かるーく潤滑剤を垂らしてからすぐに奥まで挿入した。
「ぉ”ぉ”……ッ、!?」
何が起こったかわかっていない様子の目の前の彼は、わけもわからず喘いでいる。
バンドメンバーに、友人に、無理やり犯される彼のこの姿は、惨めな他ないだろう。
首輪の上から力を込め、気道を塞ぐ。今度は本当に空気の通り道をなくしているから、ちゃんと解放するタイミングを見計らないと死んでしまう。
「かひゅ……ッ、ぁ、ゆるして……っ」
「あー、ちょー締まるじゃん……」
「ゆ”るしてくださ……ッ、ひゅ、ごめ、なさぃ……っ」
首を絞めるとナカまで締まるので、すごく心地がいい。
「ぁ、……ッ、……、」
反応が薄くなってきたところで、首から手を離す。首輪を引っ張り、顔を逸らしていたところを無理やりこちらを向かせた。
唇を奪い、逃げようとする舌を絡める。
ピストンを激しくして、ラストスパートをかけてゆく。今日はこの行為がメインではないから、あとでゆっくり楽しみたいのだ。
「っ、出すからね……」
「まって……ッ、外に、そとにだしてっ」
「は?別に後で掻き出せばいいだけでしょ?」
髪を引っ張ると、再びナカが締まった。
そのまま、奥に白濁を流し込む。最後の一滴まで残さず、奥に擦り付けた。
「は……っ」
「ぅ……、」
一旦自身を抜いて、息を整える。
そして、最後に額にくちづけた。
「僕が今から言うこと、これから守って」
「ぇ……、は、ぃ……」
「まず、プライベートで若井と喋るな」
「わかり、ました……っ」
「首輪は基本外さない」
「はい……ッ」
「そして、仕事以外で僕のこと家から出ないことね」
「ぇ……っ」
「あー、こんなこと言っても多分逃げようとするよね?わかった」
正直、鎖をつなげるのも悪くはないのだが、それだと無理やり感が否めなくてあまり好きではない。それならば、物理的な何かで束縛するのではなく、精神的に追い詰めればいい。それか、身体自体を壊すか。
ハンマーを持ってきて、元貴の綺麗な脚に振りかぶった。
「い”ッ……!」
「痛い?手加減したから骨折はしてないはずだし平気だって」
髪を鷲掴みにして、床に叩きつける。
「言うこと聞かなかったらどうなるかわかるよね」
「ぁ、……、っ、」
「返事ぐらいしたらどう?」
腹部を踏みつける。
「ぅ”え……っ、」
「どうなるかわかるよね」
「ひゃ、は、はぃ……ッ!」
最後に、傷とあざだらけでボロボロな元貴をカメラで撮る。
「じゃ、そこで待ってて。僕買い物行ってくる」
元貴を放置したまま寝室を出る。
あ、そうだ。買い物に行く前にしなければならないことがあったのだった。
スマホの日記アプリを開き、先ほどの写真を貼り付けて下にこう記す。
『20XX-X/XX-火曜日 調教1日目』
テーマ:三角関係
(なんかテーマに沿ってるか微妙だしだらだら長いだけだったんでボツなんですけど、勿体無いので投稿しました)
短編集は短いから気楽に出せるというメリットがあるのに、こんな長くなってしまっては本末転倒ですね笑笑
スランプです。助けて。
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