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教室を見つけて二人で喜び、教室に向かって歩き出す。
私達は今日偶然会駅で会っただけだからこれからは何も無かったようにクラスメイトになってしまうのだろうか。
この気持ちを言ってしまえば幼稚園の頃の思い出をいつまでも引きづっている痛い女だと思われるだろうか。
ならばもう、特別な関係なんかじゃなくていいからせめて友達としては一緒にいたい。
そんな私の気持ちを遮るように
「あのさ、〇〇が嫌じゃなければなんだけどこれからも一緒に学校来たい。」
一歩前を歩いて顔は見えないけど耳が赤く染まっている。
「こちらこそ!!」
またしても私は勝ちを確信した。
潔side.
幼稚園の時に好きだった女の子がいた。
俺がサッカーしてる時は静かに見守ってくれて、失敗したら冷やかさず笑ってくれる。
そんな彼女に簡単に心を奪われた。
今でも覚えてる。あの緊張。
子供ながらに勇気を出して言った一言。
「いつか絶対結婚しようね!」
彼女は驚きつつも頬を赤く染めてくれた。
俺は少し遠慮がちに小指を出した。
彼女はその小指に自身の小指を絡ませ
「うん!絶対に世一くんと結婚する!」
なんて可愛く笑いかけてくれた。
でもそんな口約束は果たされないと思い知ったのが小学生。
彼女は俺の小学校には居なくて、正直めっちゃ落ち込んだ。
でもその内忘れるだろ、なんて思った。
その後、片手で数えれるレベルだけど女の子から好意を寄せられた。
だけど、なんとなくする気にならなくて全部断った。
今思えば彼女のことが忘れられていなかったんだと思う。
地域さえ同じだったら中学は絶対に被るから中学入学式は気合を入れた。
居たらいいな。絶対アタックする。
なんて決意を固めて臨んだら俺が求めた彼女はそこに居なかった。
彼女と同じ小学生に通う生徒に聞くと、小学校卒業と共に引っ越したらしい。
そうして俺は完全に諦めが着いた。
てか、自分にそう思い込ませた。
そこからは恋愛はあんまり興味がなくて、全てはサッカーに向いた。
人一倍頑張って練習して、サッカー強豪校と言われる一難高校から推薦が来て入学した。
友達に新しい出会いあるかななんて笑いながら相談しても、建前だけでする気なんか無かった。
そうしてやって来た入学式、駅で電車を待っている時、ふと前を見るとクソ可愛い女の子がいた。
え、なんて目が釘付けになってるとその子が一難の制服であることに気づいた。
えぐい、これ話しかけたら俺変質者か?なんて考えてるとその子は俺の1個空けて隣に座った。
待ってくれ、これ逃したら俺一生話しかけられない気がするなんて思ってチラ、と横を見るとその女の子は俺が今までずっと会いたかった子に似ていることに気がついた。
何となく面影が重なってパッと名札を見る。
〇〇
考えるより先に声が出た。
「…もしかして一難の制服ですか?」
ちょっとチキって制服で行ってしまった。
覚えられてなかった時のダメージがでかいから、忘れられてたとしても初対面としていくために。
…俺のバカ野郎!!
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