「せーの」と、線香花火の火をつけた
先に落ちたのは、私だった
「あーあ」と心の中で落胆し、
彼のお願いごとに耳を傾けた
「、、、」
彼が黙る
私はじーっと彼が言葉を紡ぐのを待った
「ただのお願いだから」
強制じゃないから、と、彼は付け足して
「最近あなたに会いたいと思うことが多くて、」
「んー.、と、」
「遠回しはださいからさ」
「付き合ってください」
いつもとは違う、真剣な目で、そう言われた
私は理解できなくて、と言うより
想像の遥か上の言葉が降ってきて、
フリーズした
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