おまけ
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翔視点
窓から差し込む光に目が覚める。
横ではまだスヤスヤと寝息を立てるカイくん。
ちょっと無理させたかもしれへんな。
あとでボラギノール塗ったろ
なんて1人で考えてフフっと笑ってしまう。
あ、そういえばカイくんが間違えたって最初の動画なんだったんやろ?
編集途中のやつとかか?
消せとは言われたものの気になるものは気になる。
バレんように音量を下げこっちを向いて寝ているカイくんに背中を向ける形で寝返りをうち動画の再生ボタンを押す。
(!)
押してすぐに真っ暗な画面からカイくんの顔が映し出された。
カ【サムライ!……あ、いや、しょお。あー…誕生日おめでとう。大好き】
翔『は?』
え、なんこれ
なんこれ
これを消せ?意味分からん。こんなん永久保存やん。
カイくん中々好きとか言ってくれんのよ!?
やば、多分俺 いま顔ニヤついてるわ
上がったままもどらない口角に手を当てると
強い視線を感じる
カ『サムライ〜っっ///消せって言ったよな!?』
翔『カイくん!?起きてたん!?無理無理無理!絶対消さん!!』
スマホを奪い取ろうとするカイくんをねじ伏せて触れるだけのキスをする。
カ『っっ//んな事したって流されないかんな!消せ!』
翔『ダメに決まっとるやろ!それよりもう1回『しょお♡♡大好き♡♡』って言ってや』
カ『んな言い方してない!!』
翔『えー?ならもっかい流して確認してみよか?』
カ『やめろーー/////』
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おわり
コメント
1件
自分は無事、二度目の天国を見たのだΩ\ζ°)チーン