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神山高校
2ーB
「今日は文化祭の準備をします!」
「グループは…1番から11番までと……」
「冬弥くん!一緒だね!よろしく〜」
「あぁよろしくな」
「おっ!瑞希一緒か〜衣装係としては頼りになるね〜」
「瑠香ありがと〜僕頼りになるでしょ?」
「もう自分で言わないでよ、そ、れ、と!そもそも休まないできてね??」
「へーへー…陽菜乃はまったく、ボクをなんだと思っているのか…」
「もちろん、友達だとおもってるよ?」
「本当に〜?めっちゃディスってるじゃん!」
「それが友達じゃん!」
なんか、その瑞希が羨ましかった。
俺も友達がいないわけではない。
こんないじり合いとかは、いつも見てるだけだが。
でも…かっこいいものが好きでも、こういう女子のいじり合いは少し羨ましい。
俺って…なんでこんなんだろう。
もうわからなくなってきた。
「はぁ〜今日はここで終わり!」
「めちゃくちゃ頑張ったね!」
「じゃあ帰ろっか!」
「陽菜乃たちまったねー☆」
「明日もちゃんときてね〜☆瑞希ちゃん☆」
「うわ…う、うんたぶんね〜それよりみんなも気をつけて〜」
「あはは瑞希が誤魔化したよ今!」
「冬弥くんもまたね!」
「ああ、またな」
そして今日も、何もなかったかのように、また目をつぶる。