テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
はい!
お待たせいたしました!
3話?ですね!
どうぞ!!
☀︎ ☾ ☀︎ ☾ ☀︎ ☾ ☀︎ ☾ ☀︎ ☾ ☀︎ ☾ ☀︎ ☾ ☀︎ ☀︎ ☾ ☀︎ ☾ ☀︎
ポロン、ポロン…と夜の間ずっと優しく響いていたオルゴールの音色が、カチリと電子音を立てて止まった。
同時に、パチン、パチンと楽屋の主電源が一斉に入り、遮られていたまばゆい光が視界を白く染め上げる。
「う、ん…」
眩しさに目を細めながら、〇〇はふかふかのクッションの山の上でゆっくりと身体を起こした。
深夜の張り詰めた警備とメンテナンスの疲れが嘘のように、身体は驚くほど軽い。
だが、首元までしっかり掛けられた毛布の温もりに包まれていると、まだ夢の中にいるような感覚に陥る。
「あ! お目覚めだね、〇〇! おはよう、おはよう!!よく眠れた? 良い夢はみられたかなぁ!?」
ガシャガシャと軽快な駆動音を立てて、目の前に飛び出してきたのは、サンだった。
頭のレイ(突起)を嬉しそうにカタカタと回転させながら、大きな長い腕を広げて、〇〇の顔のすぐ近くまで覗き込んでいる。
表情の変わらない白い大きな瞳が、目覚めたばかりの〇〇を真っ直ぐに凝視した。
「サン…、おはよう。…本当に朝までここで寝ちゃったんだね、私」
〇〇が寝起きの頭でぽつりと言うと、サンは「そうだよ!」と弾んだ声で言いながら、大きな手で〇〇の頭をそっと、優しく撫で始めた。
「ムーンのオルゴール、すっごく良かったみたいだね! 〇〇が可愛い寝息を立ててお人形さんみたいに眠っちゃうから、僕、嬉しくてずーーーっと隣で見守っちゃってたよ!」
「ずっと見てたの…? 起きているなら、起こしてくれればよかったのに。もう朝のスタッフが出勤してくる時間でしょ? 早くゲートに行かないと」
〇〇が毛布を退けて立ち上がろうとした、その瞬間。
「ダメだよ、ダメダメ! まだ行っちゃうなんて言わないでよぉ!!」
サンの両手が、〇〇の肩を上から優しく、だけど人間の力では絶対に敵わない圧倒的な質量でぐっと抑え込んだ。
〇〇の身体は、再び柔らかいクッションの山へと沈み込んでしまう。
「サン……? 放して、仕事が終わったんだから退勤しなきゃ」
警備員としての鋭い口調で言っても、サンは笑顔の仮面のまま、頭のレイをゆっくりと左右に揺らすだけだった。
その高い声のトーンに、ゾクッとするほど純粋で、逃げ場のない狂気が混ざり始める。
「退勤なんてしなくていいんだよ? 〇〇は技術スタッフさんでしょ? ここ(デイケア)の配線はね、まだまだ直さなきゃいけないところがたくさんあるんだ! 僕、〇〇が困らないように、朝のご飯も、新しいお着替えも、ぜーーーんぶ用意してあげるからね!」
サンは〇〇の頬を大きな手で包み込むと、嬉しそうに喉の奥でギアを鳴らした。
「朝になったからって、帰れるなんて思ったら大間違いさ! 昼間は僕が、夜はムーンが、君のことをちゃーんと”お世話”してあげる。
ずーーーっと僕たちだけの可愛いお友達でいてね、〇〇?♡」
明るい光が降り注ぐ楽屋の中で、サンの無邪気な、だけど決して外の世界には帰さないという絶対的な執着に包まれながら、〇〇は自分が完全に彼らの檻に囚われてしまったことを、甘い諦めとともに理解するのだった。
☀︎ ☾ ☀︎ ☾ ☀︎ ☾ ☀︎ ☾ ☀︎ ☾ ☀︎ ☾ ☀︎ ☾ ☀︎ ☀︎ ☾ ☀︎ ☾
葉桜るあ🍼
17
78
#ファイブナイツアットフレディーズ
#ハリーポッター
コメント
3件
ああっ、ついに本当に閉じ込められちゃったんだね…!!😭💦 サンの「おはようおはよう!」って無邪気な声が、朝の光の中で怖すぎて鳥肌立ったよ…! オルゴールで眠らせて、ずっと見守ってるってのもゾクゾクするけど、ムーンと交代で“お世話”するって宣言のあの甘い狂気…もう完全に檻の中なんだなってのがじわじわ来るね…🥺💕 〇〇の「甘い諦め」で終わるところがまたエモすぎるよ!!続きが気になって仕方ない〜!!