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#主の自己満
KOKUGA
550
裏花桜ʕʘ‿ʘʔ
57
「あぁ、ああ。久しぶり、兄さん。」
「…!!」
ダグラスはすぐさま銃を手に取った。
「アズウィンド!!何やってるの!!」
ニーナが怒鳴りながらダグラスに尋ねる。
「彼らは敵だ!ニーナ、気をつけろ!そしてサキとリチード!別の号車に避難してくれ!!」
「そこまでシリアスに思わなくても、兄さん。」
クライズの右側に立つ男は眼鏡を直す。
「本日は…兄さんの同期さんを連れてきたのかな?名前は…ニーナ。アルペンハイムの娘さんっていう事は、上の人から聞いたことがある。」
「……貴方達は何がしたいの!?」
ニーナはクライズに向かってそう話した。
「何がしたいかって…?まぁ、まずはお隣にいる奴の自己紹介でも聞いてもらいたいなぁ。」
そう言ってクライズは横を向く。
「ほら、兄さんと娘さんに紹介をしな。」
ともう一人の耳元にささやいた。
「………仕方ない。私はアマデウスだ。」
「ほら、アマデウス。もう少し紹介ができないのかぁ?ボクだってどこの所属とか、どんな能力か、どんな目的があってCOMAにちょっかいを与えてきたとか、きちんと言ったんだからな!?」
そうクライズは怒鳴った。
「…アズウィンド、あの金髪の人…すごく嫌な感じがする。同僚に対する態度が大きい感じがする。」
アマデウスは咳払いをして、
「私はアマデウス。ノース・トラッカーズ対No.211特別活動課に所属。我々は今回、No.211の追跡と捕獲を上部から命令を受けたところなのだが…偶然COMAでもNo.211に関する命令が出されていたとは…」
ニーナはあきれながら、
「私たちは…ただ追跡するの。でも、捕獲なんて……」
「アルペンハイムの娘さん、ボクはここで君たちを殺す…そんな物騒なことなんてしない。」
ニーナはダグラスの方向に振り向いて、
「じゃあ……アズウィンドさ、どうしてあの二人に銃を構えているの?」
ダグラスは小声で、
「少し前に、クライズという青年と戦ったんだ。また、攻撃を受けるかもしれない…と。」
クライズは声高らかに、
「ボクは兄さんと戦いたかったからって、攻撃をしたんじゃない!兄さんが、勝手にボクを撃ち殺そうとしたからだ!」
「………!」
「今回もまた戦うのかい?COMAの底辺さん!!」
すると、アマデウスがクライズの頬を殴った。パシッ、と鋭い一撃が車内に響いた。
「…今は彼らと戦う必要はない、そう思うだろう、クライズさん。」
クライズは舌打ちをして、
「上司にビンタをかます部下とか、聞いたことないんだけど。まぁ、ボクも戦いたくはなかったんですけど。しかしだ。この態度は最悪極まりないって、恥ずかしいと思わないのかなぁ?」
ニーナは怪訝な表情で、
「もしかして………あの金髪の方が、上司なの?」
と尋ねた。クライズは頬をさすりながら、
「まぁ、そう。その通り。ボクは対No.211特別活動課に所属し、幹部に昇進して早2年だが…まだまだアマデウスはここに所属したばっかりなんだよねぇ。」
「話がずれているぞ。」
ダグラスは平坦な口調で、クライズをにらんだ。そして銃の標準を、もう一度クライズに向ける。
「……まだ戦う気があったんだねぇ、兄さん。ちなみになんだけど。」
クライズは笑いながら、
「兄さんと娘さん以外の隊員達にも、ボクの同胞を派遣しておいたよ。」
「ボクたちの活動に、支障が出てしまうかもしれないから、ね?」
コメント
1件
クライズとダグラスの兄弟関係っぽい因縁、めっちゃ気になるわ…!「兄さん」連呼してるけど明らかに敵意あるし、アマデウスの上司ぶった態度とクライズのヒリつく感じの対比がたまらなかった。最後の「同胞を派遣した」って台詞、不気味すぎて続きが待ちきれない🔥 須古星さんの心理描写、今回も刺さったわ!