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#主の自己満
KOKUGA
550
裏花桜ʕʘ‿ʘʔ
57
「こんにちは、COMAの隊員さん。」
サウサーン地方に向かっていた2人の目の前に、ノース・トラッカーズが突如現れた。一人は、片目が前髪で隠され、黒く肩まで髪がある女性だった。
「あ、貴方は………誰ですか?」
マグダレーナは驚いた表情で尋ねた。
「私について、ね…私はノース・トラッカーズ、対No.211特別活動課所属。名前はエリザ。」
エリザは小さくため息をついて、
「あの金髪のぼくちゃん…どうやらCOMAの活動に違和感を抱いているみたいなのよねぇ…だから、私はNo.211を追跡している疑いがある隊員を、どうやら足止めしなきゃいけないみたい、ね。」
「…トケア地方は、確か、こっちだっけ?」
「何考えている…お前が指している方向は逆だ。」
「やぁ、COMAの隊員さん。お困りのようで。」
アイザックとライナルトの目の前にも、ノース・トラッカーズが現れた。黒色のスーツに、黄色の派手なネクタイを締めた、ボブカット風の男性だった。
「誰だ。」
ライナルトはいらだちながら彼に名を尋ねた。
「俺ェ?うん、俺はねェ、フランツ。ノース・トラッカーズ、対No.211特別活動課所属。現在は臨時でここにいるのさァ。本来は、要人暗殺課に所属してたけど、まぁ、今現在は特別活動課の男だよ、ッてことで。」
「どうやら、他の同胞達もCOMAの隊員と接触したみたいだ。殺しはしないが、ある程度こちらで阻害する。」
そして、クライズは手のひらから小さなガラス片を生み出していった。
「ノース・トラッカーズの同胞も、ボクと同じ手段で…」
「そんな事、許せない……!」
ニーナはとっさに、クライズに攻撃を仕掛けた。
「なるほど…アルペンハイムの娘さんは、武術を主な攻撃手段としている、か。」
「ただ組織の目標を達成するために、私達を傷つけるなんて本当に酷いんじゃないの!」
ニーナは叫んだ。
「サキ!今のうちに別の車両に逃げろ!」
「え……?」
「どうしてこの時になるまで逃げなかった!?危ないと警告しただろう!?」
「ダグラス君…だって……」
リチードは車両の隅でうずくまっていた。サキは混乱している。
「火炎魔法・中級!!」
アイザックはフランツに目がけて呪文を唱えた。
「…確か彼は1、どうして中級魔法が使えるんだァ!」
フランツは彼の攻撃をかわし、笑いながら尋ねた。
「僕は、誰よりも強くなって、誰からも頼りになれる人になりたいんだ…だから、僕は中級魔法を1か月と少しで習得したんだ。」
「アイザック………そんな奴だったとは。」
「今まで分からなかったのか!?ライナルト!?」
「あぁ。」
「あっさり答えるな!!」
「何これ…毒………?」
「そうねぇ…これは部下ちゃんの、ルートの能力。髪はぼさぼさ、目には隈できてるし、そして何よりも低身長。」
「そんな……うっ……苦しい………っ!!」
マグダレーナは静かに倒れた。
「マグダレーナ!!」
セシルは叫んだ。
「何シリアスな顔してるの、COMAの隊員さん…致死量は彼女に注入していないはずよ。」
「…上部から、殺せとは命令されておりませんので……」
ルートは目を開いて、話した。
「そう、ルートのいう通り。倒れた彼女は、貴方がどうにかしなさい…」
「アルペンハイムの娘さん?結構消耗してきたんじゃないのかなァ?」
「…っ、まだ、戦える。」
ニーナの手には、ガラス片がたくさん刺さっていた。
「あれ、あの兄さんは?」
「…知らない、私は。」
ダグラスはサキとリチードを、別の車両に誘導し終えた。
「これで、合ってるの?ニーナさんは無事なの?ダグラス君は、これから、ねぇ、どうするの?」
ダグラスは答えなかった。
「ねぇ、ねぇ!?」
そのまま、彼はニーナとクライズ、アマデウスがいる車両へと走った。
「やめて!これ以上……!!」
「私、こんなの…望んでない……!!」
コメント
1件
第24話、読了しました…🥀 ノース・トラッカーズ、一気に3人の隊員と接触してくる展開、すごく緊張感がありましたね。それぞれの会話の温度感が違ってて、エリザは静かな脅威、フランツは軽妙なのに実力は確かそうで…クライズからガラス片が出てくる描写ゾッとしました。 ニーナの「こんなの望んでない」って台詞、すごく刺さりました。彼女の心の声がそのまま出てる感じで…。 アイザックが中級魔法を使える秘密、これからどう影響するのか気になります🤍