しろりちょ
不運な事故
しねた注意
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「 お風呂入ろかな… 」
「 俺も入る !! 」
「 いいよね!行こ!! 」
「 まあ … ええよ? 」
「 ねえせーんせ 」
「 トイレ ? おれもついてく ! 」
「 いや 、 流石にトイレまでは 」
「 俺一人で行ける 、 」
「 だめなの ? 」
「 ずっとせんせにつくって決めたの 」
「 … そ、そうやったな 」
りぃちょはどんな時も、どんな所にも
俺についてくる癖があった
最近になりその癖が悪化し始めている
ついこの前までは散歩や買い物に少し
着いていきたいと言う程度だったのに
今では仕事の用事、撮影…酷い時には
風呂やトイレまでもついてくる始末
「 なあ 、りぃちょ 」
俺はもう限界だった
いくら恋人の、俺らであっても
四六時中一緒にいるのは
何故か辛かった
「 もう 、 これ以上俺につきまとうな 」
「 俺の事そんなに好きなんか 」
「 それとも 、 あの時の事怒ってる 、 ? 」
どちらにせ 、俺はもうりぃちょの
顔を見たくな __
あれ 、りぃちょの顔 、思い出せん
どんな輪郭で、鼻で目で 、何もかも
「 りぃちょ 、 ? 」
さっきまでそこにいたはずの彼の姿も
元々居なかったかのように空気が冷たくて
あれ、りぃちょ、なんで
俺さっきまで確かにりぃちょと 、!!
「 せんせは 、 都合のいいことばかり 」
「 忘れちゃうんだね 。 」
「 ちがう、違うんやりぃちょ 、 」
「 わざとじゃ、なかったんや 」
「 運の悪い、そうや、!! 」
「 不運な、事故やったんよ 、」
頭がキーンっと、その場で鳴り響く
その瞬間何もかもの幻想が解かれたのか
部屋中は腐敗臭で広がっていて
腐敗臭を辿ると俺の部屋で、そこには
彼の死体があった
「 あ、ぁっ… やめてや、りぃちょ 、 」
「 俺が、悪かったから… 」
殺したかったわけやないんや、あれは
そう、本当にどうでもいい普段の喧嘩で、
俺が悪かったのに、ついかっとなって
つきとばした先がたなのかどっこで、
ぶつけて、しんじゃって、どれだけ
まったっておきてくれなくて
そんなげんじつをみたくなくて、
おにんぎょうさんのように、いえじゅうを
つれまわして、たんだっけ
「 ああ、ああぁ… りぃちょ、 」
「 こんなおれを、ゆるしてくれ 」
「 もう、これいじょ、おれに 」
「 憑いてこないでくれ 、」
コメント
3件
意味深 ☺️☺️☺️ さいこうありがとう