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zm視点
日常国へ行く日が決まった
それも明日
トントンは頭を抱えていた
(楽しみやなぁ)
なんて、呑気に考えて
(何持ってったらええんやろ)
遠足気分で、浮かれてて
(クロノアさん、、、会えるかな)
少し、不安で
そんな気持ち、振り払うように
俺は、明日の準備を始めた
(日常国、どんなんやろ)
想像したり
(美味しい店あるかなぁ)
楽しみにしたり
(もし会ったら、謝らんとな)
考えたり
気づけば荷造りは終わっていた
お金をいっぱいと、ナイフ、着替え、袋
取り敢えずはこんな物だろうか
(書類とかはトントン達が持ってくしな)
明日は早くからここを出て、日常国に向かう
明日に備えて今日はもう寝よう
そこまで暗くなく、空は少し紫がかったオレンジだった時間
俺は眠りについた
目を開けるとそこには、クロノアさんがいた
今日も来てくれたことに安堵した
「クロノアさん!おはようございます!」
kr「おはようございます、ゾムさん」
彼は相変わらず落ち着いた雰囲気で、大人びていた
まぁ、もうすぐで2人とも成人するのだけれど
(そうだ、謝らへんと)
「昨日はすみませんでした」
kr「え?何が?」
「いや、だっていきなり帰ってもうたから、、、」
kr「あぁ、そんなこと気にしなくていいのに」
「何言ってるんですか!約束を破ったも同然の事なんですから」
kr「うーん、まぁ、確かにびっくりしましたけど、、、」
「ですよね?それで謝らんとって思ったんです」
kr「まぁ、それ以上に、生きていてくれたことが何より嬉しいです」
「!?貴方は本当にそういう事、平気で言うんやから」
kr「え!?なにか不味かったですか?」
「いや、大丈夫です」
kr「そうですか、、、」
(嬉しい、、、なんて、俺もですよ)
なんて、俺も言えたらええのにな
そういえば、彼が怒っているところを見たことない気がする
いくら俺が約束を破ったとしても
彼は簡単に許してくれた
(なんやったら怒るんやろな、、、)
そんな、考えにいつの間にか、なっていた
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