リクエストのギョンサノです!
「このビートに、名前を刻む」
⸻
第一章:偶然の再会とチーム結成
ギョンス「マジで……あのサノスじゃん……」
ギョンスは信じられないものを見るように目を見開いた。
そこにいたのは――
テレビやYouTubeで見ていた、あの伝説のラッパー・サノス。
死ぬか生きるかのデスゲーム『イカゲーム』の中で、偶然にも同じチームに振り分けられた。
しかも――話せる距離にいる。
💜「……ギョンス。だっけ?」
その低く響く声に、ギョンスは思わず背筋を伸ばす。
ギョンス「は、はい!あの……ずっとファンでした。あの、ラップも、ライブも……あの、“死に損ないの夢で笑え”のフレーズ、今でも思い出します」
💜「……そう」
サノスはそっけなく返し、ナムスやミンスと共に作戦会議に戻ってしまった。
けれどギョンスは、それでも目を離せなかった。
“こんな状況でなければ、もっとまともに……話せたのに”
けれど。命のかかったこの舞台でも、ギョンスの心は、彼に惹かれていく。
⸻
第二章:二人きりの夜
その夜、警備員が消灯を告げたあと、ギョンスはそっとサノスの隣に腰を下ろした。
ギョンス「……今日、助けていただいてありがとうございました。ナムスが足を挫いたとき、とっさに抱えて……」
💜「別に。あいつが倒れたらチームが不利になる」
そう言って、サノスは背を向けた。
けれど、ギョンスは静かに問いを続ける。
ギョンス「……サノスさん、ずっと誰とも距離を取ってますよね。もしかして、本当は優しさがバレるのが、恥ずかしいんですか?」
💜「……は?」
その瞬間、サノスの耳が、ほんのわずかに赤く染まった。
ギョンスは小さく微笑む。
ギョンス「僕は……サノスさんの、そういうところも好きです。ラップも、言葉も、黙ってても伝わってきて」
💜「……うるさい/」
そう言って立ち上がろうとしたサノスの袖を、ギョンスがそっと掴んだ。
ギョンス「ここに来てよかったと思います。サノスさんに、会えたから」
💜「……お前、死ぬかもしれないのに、そんなこと言ってんのかよ」
ギョンス「ええ。だって、生き延びるつもりです。あなたの隣に、ずっといたいから」
その言葉に、サノスは何も言い返せなかった。
ただ、心臓がうるさく響くのを、やっとの思いで黙殺した。
⸻
第三章:ゲーム中の連携
次のゲームは、吊り橋型のジャンプパズル。
一人でも落ちれば、チーム全員が失格。
ナム「サノス、任せろ、俺先行く!」
セミ「順番はギョンスが指示する!後ろの判断はミンスが!」
ナムスとセミの声が飛ぶ中、ギョンスは冷静にチームの動きを見ていた。
ギョンス「次、左です。……サノスさん、右に行ったらダメです。僕を信じてください」
💜「……わかってるよ」
サノスはわずかに笑った気がした。
ギョンスが自分を信じてることに、今、ちゃんと応えたいと思った。
そして無事、チーム全員がゴールに到達したとき。
ギョンスは小さく「よかった……」と安堵の息を漏らした。
そのとき、サノスがふいにギョンスの肩に手を置いた。
💜「……お前、俺のこと、好きなんだろ」
ギョンスの瞳が揺れた。
ギョンス「……はい。ずっと、サノスさんの言葉も、背中も……心から」
サノスは顔を背けた。
だが耳が、首が、完全に赤く染まっていた。
💜「……知ってるよ。バカ」
けれど、サノスのその声は――
どこか、嬉しそうだった。
サノス以外のメンカラ?分からない😭
誰か教えてください🙇♀️