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🐰side
毎日の練習のお陰で少しずつ弾けるようになってきたギター。9月の文化祭までには一曲弾けるようになってカイリュウに隣で歌って欲しい。
そんな考えを持って今日も部活に来た。
各々ゆるく練習をするゆったりとした時間が流れていたーー。
「もうちょっとで夏休みやな〜」
少しずつ暑くなってきた7月初めの午後。窓をボーッと眺めながらカイリュウが呟く。
「夏休みは?部活やるん?」
夏休みも会いたいと思っている気持ちをバレないようにギターに目を向けながらカイリュウに聞く。
「今ほどじゃないけどちょこちょこ集まっては練習したいよな〜、、セイト夏休み暇なん?」
「ブレイクの練習もあるから暇ってわけちゃうけどちゃんと部活には行くわ」
「ははっ、偉いな〜。てか部活もええけどみんなでどっか遊び行かん?海とか」
カイリュウからの遊びの誘いに思わずギターを鳴らす手が止まる。あかん、嬉しすぎる、、
「ええな、行こうや」
必死に冷静なフリをして答える。
よっしゃーー!カイリュウと遊び行けるん嬉しすぎる!!と心の中ではガッツポーズを決める。
エイキとナオも誘ってすぐに遊びに行く計画を立てた。
何かが起こりそうな、そんな夏休みが始まろうとしていたーー。
「あっぢぃ〜」
肌を突き刺すような陽の光に思わず声が溢れる。
だが毎日この日を指折り数えながら楽しみに待っていた俺にとってはこの暑ささえも夏を感じられて嬉しくなる。てか、カイリュウ私服こんな感じなんや、、かわい、、
「お〜!さいっこうの海日和やな〜!はよ行くぞお前ら!」
体を伸ばした後嬉しそうに俺らを先導するカイリュウ。
「もう暑すぎ〜!せっかくの美白がなくなってまうんやけど〜」
文句を言いながらもなんだかんだついていくナオ。その隣をエイキがナオの方に日傘を差しながら歩く。なんやねんお前ら、姫と執事かよ、、。
海に着くとすぐに全員で水着に着替える。うわ、カイリュウめちゃくちゃ肌白いやん、、
「セイちゃん、どうよこの水着〜!この日のために新調したんよ!!」
ナオが嬉しそうに水着を見せてくるも俺の視線はカイリュウから離れることができない。
「セイちゃんのアホ!ちょっとはこっち見んかい!!」
「、、、ナオちゃんかわいいよ?」
「せ、せやろ?!//もうエイキくん乙女心分かってるやん!」
はいはいとナオとエイキのだるいかけ合いをいなして海に向かったーー。
そこから少し日が暮れ始めるまで遊び尽くすと、全員体力の限界を迎えていた。
「もうそろそろ帰るか〜、、なんか、寂しいな?」
カイリュウがそう話しながらこちらをチラッと見る。 俺だってまだ一緒におりたいわ!と叫びたい気持ちを抑えて、そうやなと返す。
「せっかくよしもうちょい遊ばん?どうせお前ら明日も暇やろ」
「カイリュウあんま決めつけんといてな?まあ暇やけどさ」
エイキが淡々とツッコんだ後、全員で何するかあと考える。なかなか良い案が浮かばず、頭を悩ませているところに聞き馴染みのある声が聞こえる。
「え?!なにしてるんセイト!」
振り返るとそこには驚いた顔をしたラン、リュウキ、たっくんが立っていたーー。
コメント
1件
あめさん、第13話読みました!夏の訪れと一緒にカイリュウくんから「海とか」って遊びの誘いが来たときのセイトくんの内心のガッツポーズ、すごく伝わってきました。冷静を装いながらギターの手が止まるところ、青春の甘酸っぱさがぎゅっと詰まっていて……。最後の「え?!」で終わる場面、次が気になりすぎます!続きが楽しみです🌷
佐野いちご
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