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佐野いちご
95
🐰side
「いや、お前らこそ何してんねん?!」
驚いてそう返すとたっくんが口を開く。
「今日はダンス部オフだからみんなで海来たんだよね。他のみんなは帰っちゃったけどリュウキがまだ遊びたいって言うからランと付き合ってあげてるの。」
「おい!!2人もまだ遊びたい言うとったやろが! てかめっちゃすごい偶然やし、せっかくなら遊ばん?!」
リュウキがたっくんの肩をペチンと叩いた後、俺たちに向き直りそう話す。
「お〜!もちろんよ!ただ俺らもう海は勘弁よ?遊び尽くしてもうたわ」
カイリュウがそう返すとリュウキが嬉しそうに再び口を開く。
「いや、それは大丈夫やけん!なんとタクトの知り合いが別荘持ってて、俺らこれからそこ行くことにしたんよ!セイちゃんたちも一緒に行こうや!ええやろ?たっくん?」
「、、、急にたっくんって呼ぶな。 人が増える分には全然構わないと思うよ?でもカイリュウたち大丈夫なの?」
なぜか少し顔を赤くしたたっくんからの問いに俺たちは声を揃えて答える。
「「「「行きたい!」」」」
おっけ〜とたっくんが笑い、歩き始めたのでみんなで着いていくことに。
これって泊まりやんな、、?急遽の泊まりに楽しさはもちろん少し緊張しながらみんなの背中を追ったーー。
ーーーーーーー
「いやでかあ〜?!おいタクトこんな家別荘にするってお前どんな知り合いやこれ。」
「別にただの親の知り合いだよ」
「流石やなこの金持ち坊ちゃん!!」
カイリュウが嬉しそうにたっくんの背中を叩く。そういや2人仲良いんやっけ。なんか羨ましいな、、てかほんまにでかいなこの家。お邪魔していいん、、?
想像より遥かに立派な家にみんな少し遠慮しながらもドアを開ける。
「中もめっちゃ綺麗やん!!あ!俺ベッドここな〜!」
1番に中に入り嬉しそうに部屋を探索するカイリュウ。4つ並んだベッドの1つに思いきりダイブする。
「いやほんまに綺麗やなこの家、、な?セイちゃん。」
部屋を眺めながらナオが俺の腕を引っ張る。広々としたリビングの横にさらに広い寝室があり、すげえ〜と俺も呆気にとられる。
「あ!俺Switch持ってきたんよ!!みんなで対戦しようや!」
リュウキがニコニコの笑顔でバックからゲーム機を取り出す。まずはご飯とシャワーね?と優しくたっくんに諭され、渋々了承していた。この2人なんか兄弟みたいで可愛いな?
シャワーを済ませた後、みんなでコンビニで買い込んだ夕飯をテーブルを囲んで食べる。
その後はチームに分かれてゲームに没頭する。時間はあっという間に過ぎて日付を回りそうになっていたーー。
「、、、す〜、、」
隣に座っていたカイリュウが頭をコクンとさせながらいつの間にか寝息を立てていた。そりゃそうよな、1日中遊び尽くしたもんな。
そんなカイリュウを見てそろそろ寝るか〜とランがみんなに声をかける。各々眠そうにしながら寝る支度を進め始めた。
「、、、ん〜、、まだぁ、、」
寝ぼけているのかそんな寝言を言いながらカイリュウが俺の肩にもたれる。その途端心臓が早まりだして触れている部分に熱を感じるーー。
かわいすぎるやろ、、
この時間が続いてほしくてまだ1人でゲームやっとくわとみんなを適当な理由をつけて寝室へ向かわせる。部屋は2人だけになり、静寂が訪れる。
「はぁ〜、、」
思わず声が溢れる。
こんなん意識せん方が無理やろ、、てかカイリュウめっちゃ爆睡してるな、、
起こさないように恐る恐るカイリュウの顔を覗き、その顔の綺麗さに思わず息を呑むーー。
考えるよりも先に体が動き、俺は引き寄せられるようにカイリュウにキスをした。
あかん、何してんねん俺、、やってもうた、、
自分の行動に驚きながらすぐに後悔の念が押し寄せる。寝てる間にとか最低やん俺、と自己嫌悪に陥りそうになった時に後ろから声が聞こえる。
「、、、なにしてるん?セイちゃん、、。」
慌てて振り返るとそこには今にも泣きそうなナオヤが立っていたーー。
コメント
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えっと、第14話…読ませていただきました! 海での偶然の再会から一気に別荘泊まりに発展する流れ、すごく楽しそうでワクワクしました✨ みんなでゲームしたりご飯食べたり、青春の密度が濃いですね。 そして最後の展開…!セイちゃんが寝てるカイリュウにキスしちゃうところ、すごくドキドキしました。でもその直後にナオヤに見られてしまうなんて…今にも泣きそうな表情が目に浮かんで切ないです。この後どうなっちゃうんだろう、続きが気になりすぎます!