テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ーーーナオヤside
高校生活初日、お昼ご飯を食べ終え
その足でセイちゃんの家へと向かう
ナオヤ「はぁー、セイちゃんの部屋落ち着くわぁー。」
まるで自分の部屋のようにベットに寝転びながら
適当に手に取った漫画を読み漁る
ふと目線をそらすと、先程までベッドに
もたれ掛かりスマホゲームをしていたセイトが
頭をグラグラと揺らしながらうたた寝している
″ナオがこんだけ疲れてんから
セイちゃんもお疲れよなぁ″
そう小さく呟き、セイちゃんへ声をかける
ナオヤ「セイちゃんっ、ナオそろそろ帰るなー?」
セイト「ん..あ..おん。気ぃつけて帰りや..?また明日の朝迎え行くなー。 」
眠そうな目を擦りながらナオにフラフラと
小さく 手を振るセイちゃんに
思わず ″ふふっ″と小さく笑い
部屋を後にした
ーーー自宅
″セイちゃん寝ちゃったかなー。″
夕飯を食べ終え、早々に寝る支度を済ませた後
部屋に戻ってスマホとにらめっこをしていた
💬️ナオヤ「セイちゃんっ起きてる??」
1時間ほど前に送ったLINEは返事どころか
既読もついていないまま
あんなに眠そうやったし
さすがに寝てるよな..
″ナオもそろそろ寝よーっと″
そう独り言を呟いた時
″ピロンッ″
手元のスマホの通知音がなった
ナオヤ「セイちゃんっ♡起きててんやー!」
ウキウキしながらスマホを開く
💬エイキ「ナオちゃん、起きてる?」
LINEの通知はセイトからでは無く
クラスメイトのエイキからだった
💬ナオヤ「エイキくん、どないしたん?ナオ起きてんでーっ!」
そう返事を返すと、またすぐに
″ピロンッ″ と 通知がなった
💬エイキ「よかったら電話しない?聞きたいことがあって、」
電話かぁー。本当はセイちゃんと電話するつもりだったんだけど…
寝ちゃってるし、まーいっか
💬「ええで!いつでもかけてやーっ♡」
そう2つ返事でLINEを返すと
直ぐに着信音がなった
″ピッ″
📞エイキ「もしもし、?」
📞ナオヤ「もしもし!どないしたんっ?」
📞エイキ「いや、明日の授業って何か必要なものあったかなーって思って」
電話に出るとエイキが、明日の授業に
必要なものは無いかと尋ねてきた
📞ナオヤ「えーっエイキくん、聞く相手待ちがってんで!笑ナオなーーんもわからへんっ!そういうのはセイちゃんに聞きやーっ笑!」
📞エイキ「..あー..うん。ナオちゃんってセイトくんと仲いいよね?幼なじみ..だっけ?」
📞ナオヤ「せやねんっ!ちっちゃい頃からずーっと一緒なんよ♡家族みたいなもんやで!」
📞エイキ「へー、家族..ね。いつも一緒に行動してるよね?本当に仲がいいんだ」
セイトの事を聞かれ、 嬉しくて
ついついお喋りになる
時間を忘れてセイトとの思い出を語っていると
気づけば日付が変わっていた
段々と話すペースが遅くなり
眠たくなってきたのが自分でもわかる
📞ナオヤ「それでな..その時..セイちゃんがな..」
📞エイキ「うん、それでどうしたの?」
エイキの落ち着いたトーンの相槌で
ついつい寝そうになってしまう
ーーー翌朝
セイト「ナオちゃん、いい加減起きやー?」
気付けば朝になっていて
セイトの声が聞こえた
ナオヤ「んー…もう少し..」
そんなことを呟く
″置いてくぞ″ とセイトが言うので
渋々重たい体を起こした。
フラフラとセイトの元へ向かい
″ぎゅーっ″ とハグをして ″おはよう″ と呟く
はぁ、セイちゃんってホンマに落ち着くわぁ。
そんなことを考えながら顔を洗いに
1階へと向かった
ーーー放課後
1日があっという間に終わり
放課後を迎えた
ナオヤ「セイちゃんっ帰りにスイーツ食べに行こっ♡」
いつも通りセイトに寄り道の提案をすると
珍しく
セイト「行かなあかんとこがあんねん」
そう言ってセイトがナオの誘いを断ってきた
″ナオもついて行く″ そうお願いしたものの
それすらも断られ
セイト「気ぃつけて帰りやー?」
と頭を撫でて教室から出ていくセイト
おかしいやん。絶対なにか隠してる。
直感的にそう思ったナオは
こっそりセイちゃんの後をつけることにした
ーーー駅
学校の最寄り駅へと入って行くセイトの
後ろを、バレないように細心の注意を
払って追いかける
駅の改札を通ると3番ホームへと降りていくセイト
ナオたちの家の最寄り駅へ行くには
1番ホームに降りなければならない
ナオヤ「ふーん。どっか行くのは本当なんやな」
ボソッと独り言を呟き後を追う
ホームに降りると直ぐに電車がやって来て
セイトが乗り込むのが見えた
慌てて同じ電車に乗り込み
注意深くセイトを監視する
ナオヤ「どこまで行くねん..」
中々降りないセイトに不安を覚えながらも
監視を続けていると
″〇〇駅〜、〇〇駅〜″
大きなショッピングモールのある駅へ
電車が到着した
ナオヤ「あっ!セイちゃん降りるやん!」
ドアが開くと、スタスタと降りていく
セイトに慌てて後を追う
駅前のショッピングモールへ迷いなく
入って行くセイト
″ジュエリーショップ″
ふと、アクセサリーショップの前で
足を止めたセイトにバレないよう
物陰に隠れつつ様子を伺う
セイト「あの..このネックレスってありますか..?」
何やらスマホの写真を見せながら
店員さんに確認をしている
店員「はい、ございますよ!プレゼント用になさいますか?」
セイト「はい。お願いします。」
どうやらプレゼントを買いに来た様子の
セイトに、何故だか心臓がチクっと痛む
は?どう見たってあれ女物じゃん
まさかセイトに彼女ができた?
ナオヤ「いや、ないない..」
思わずボソッと呟いてしまう
セイト「ありがとうございます。」
照れくさそうにニコニコと笑みを浮かべて
両手で紙袋を受け取るセイト
何なん。
ナオに言えへんようなことが
あるってこと?
居てもたってもいられず
足早にその場を離れた。
コメント
1件
湊さん、第5話読んだよ〜! セイちゃんがナオに内緒でネックレス買ってるところ、めっちゃ気になる展開…!ナオの「心臓がチクっと痛む」って感覚、幼なじみへの独占欲みたいなのが滲んでてドキドキしちゃった。エイキくんの存在も含めて、これからどう動くのかすごく気になる🤍 続き楽しみにしてるね!