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コメント
5件
がわ゙い゙い゙
1000まで押しときました!!
【⚠】
・rp幼児化
・主要9人シェアハウス状態
・一人っ子による子育て知識0%による小説
・ほぼキャラ崩壊なsyptn
・リクエストありがとうございます
ci視点
「れぱぁ〜♡うつだよ〜♡こっちおいで〜♡」
「れぱろ〜 ピやで〜♡」
「ほら〜と ん と ん やで〜♡たかーいたかーいしたるよ〜♡」
いい大人が数歩離れた赤ん坊と向かい合って甘やかしている光景を近くのダイニングテーブルに肘をついて眺める。
毎日……いや、毎時間見る光景にまたかと思う。
この赤ん坊、レパロウはまだ産まれたての1歳になったばかりでグルッペンが連れて来ては育児をこっちに任せてまた出ていったきりである。
最初は皆戸惑いながらも仕方なく世話をしていたが全員次第に愛着が湧き、今となっては癒しのような欠かせない存在になっている。
特に鬱トンショピの3人はもう…あの様だ
「ン〜、、、チッチ!」
と俺の方に振り返ってよちよちとハイハイをして俺に向かい、その後ろはア”ァ”ァア”ァ!“!“のなんとも悔しそうな多数のうるさい呻き声が耳に響く。
こっち来たからには俺はそんなレパを持ち上げて揺さぶり、背中をぽんぽんと叩きながらあやす。
「おいチーノ!れぱに何をした!お菓子で好感度買収なんて卑怯だぞ!!」
「今日こそは俺の方に来ると思ったのにぃい!!!」
「れぱにええ顔しよって!!素性わからずにまんまと騙されるれぱが可哀想やわ!返せ!!」
何もしてないのにこのバッシング。レパの為にも相変わらずその溺愛っぷりを改めた方がいいと内心呆れながら思う。
あまりにも煩いし見ていられないので仕方なしにレパを床に下ろして去る。
そうした途端3人は一気にスマホを開いてレパが行動する度にカシャカシャと撮り始めた。キモ。
しばらくして水分を取りににキッチンに着くと華やかな匂いと共にダイニングテーブルにゾムと困った声色をしているエミさんがいた。
この2人はいつもレパのご飯作りの担当…というか役割が定着している。
いつもレパは美味しそうにほっぺたを膨らんで顎をもごもごと動かしているはずだが今回はなんだか異様な雰囲気、
「……ッ!やっ!!」とムスッと必死に大きく拒絶した高い声が聞こえた。
「でもきのこさん食べてあげないと可哀想ですよ?」とエミさんが必死に説得を試みるも中々口を開けるどころか更に尖らす。
どうやらレパはきのこが嫌いで中々口に入れようとしないらしい。
「ほら!エミさん貸しぃ!」
とゾムがエミさんが持っていたスプーンを取り上げる。
「いいかレパロウ!このきのこはもうすぐ爆発して家がめちゃくちゃになる!!だからなレパロウ!これを口に入れて爆発を阻止するんだ!!ほら、ブーーーーン!!」
とスプーンを飛行機に見立てて右往左往自由に動かしレパの口に運ぶ事に成功した。
爆発するなら口に入れるもんじゃねぇと思いながらそんな細かい事は置いといてその注意の引き付け方はゾムながらも上手いなと感心する。
「お!きのこ食えたやん!偉いなーれぱ!!」とレパを褒める。
エミさんも助かりましたとほっと感謝を告げている事ところを見て、俺は急に来た尿意をなんとかするべく静かに去った。
「〜〜♪」
レパのいる子供部屋を通り過ぎるついでに様子を見ているとどうやら何か真剣な目で下を見つめていた。
「!!チッチ!!!」
気配を感じたのか、にこやかにこちらを向き、おいでおいでと腕をぶんぶんと手招く。
呼ばれたからにはしょうがないなぁと隣に行く。
視線の先を見つめるとなんとも壮大なジグゾーパズルをやっていた。
隣の箱を見ると完成図は夜空一色でしかも2000もあるらしい。
流石の俺でも思考を放棄した。
誰だよ天才に育てようとしている奴。
キャッキャと嬉々としながら次へ次へと運ぶ隣は粗方半分以上は埋まってるのを見て一気に怖くなった。
「いやだから無理やってあれ!いくら大人でも時間掛かるようなもんやって!」
「それはお前がバカやからや!」
と2人の声が部屋に入った。振り向くとロボロとシャオロンが相変わらず言い争いしている。
シャオロンがパズルの方を見ると
「え゛……マジ?!」とわかりやすく顔で驚愕した。
「ん?まって。これチーノ手伝ったん?」
「いや、さっき来て見てただけ…」と返すとロボロがドヤ顔をした
「ほらやっぱりレパロウは賢いねん!」
これさせた原因お前かと思いながら教育重視方面な育て方に割と納得がいった。
どうやら2人はこのパズルを出来るか出来ないかで勝負していたようだ。
悔しいを超えてまさかの進捗度合いにショックを受けたシャオロンはレパを抱き抱えてすごいすごいと撫でた。
「んぅ……ううっ」
とレパがうとうとと眠たそうに声を出した。
流石に2人は言い争いを止めてレパを囲み、シャオロンは小さな布団を被せて横に寝かせ、お腹をぽんぽんと叩く。
「•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎.•♬」
ロボロの子守唄で空気が一気に暖かく、柔らかい雰囲気になった。
やばい心地よくて寝そう。あかんわコレ。
なんなら隣でシャオロンも爆睡しとる。
あまりの寝かしつけの速さに思考が追いつけず呆然とした俺の前でロボロはひと仕事終えたとフンッとドヤ顔で鼻息し、くかーと寝ているシャオロンを叩き起さず揺らさずそのまま放置で部屋を去り、筋トレしに自室へとルンルンに帰っていく。
その扉の隙間からまたカチャカチャと聞こえる。
「(レパが寝てるぅ〜天使ぃ〜!)」
「(シャオカスそこ変われや)」
「(おねんねえらいねぇ〜かわいいねぇ〜)」
圧なのかなんなのか、小声なのにうるせぇな。
視線でやりづらさを感じながらやり途中のクソデカパズルを壊れないように慎重に安全な場所に運んで電気を消し、ドア前の奴らをどかしてゲームをしに自室に戻る。
あっ、。
おやすみ。