テラーノベル
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「うわ……っ、もう…思っていたのと違う」
解体は始まっていなかったけれど、敷地が覆われて、道路には縦列駐車の複数の車。
「広いからな。ほら、入口に警備員が立っているくらい一般の家屋とはサイズ違い」
「サイズによって、警備員がいるの?」
「それだけ大型車両も出入りするってことだ」
「ああ、納得。あ、永人さんだ」
中から出て来た永人さんが
「菊ちゃん、今なら、最後に中へ入れるよ」
と大きく手を振る。
「うん」
そう答えながらも、特に未練などはなかった。
――これも還す作業だもの、ね、おばあちゃん
「写真だけ、まあ、一応、撮っておこうかな。外観だけでいい」
スマホを手に警備員さんの前を通り過ぎると
「フフッ…外観、同じだけれど、重機が絶対に写るね」
もう、いま、まさに……という感じで重機とトラックがあり、ヘルメット姿の人たちが大勢いる。
「……バイバイ……素敵に生まれ変わろうね。すぐに…また私も来るよ」
私は写真を撮るのをやめて、家に小さく手を振るだけで外に出ようと戻り始める。
すると
「立ち入り禁止です」
「危険ですから、帰ってください」
という早川さんと永人さんの声が聞こえた。
――はぁ……来た……?
コメント
3件

叔父!?タカシ!?諦め悪いわね💦
はぁ…執念深いねぇ😮💨 3人とも来たのかしら? 喚き散らしたりして! 「私の家〜っ」て!|ョ゚Д゚ll))怖ァ・・

やっぱり来たね・・噓つき叔父さんか、クズ親子か・・両方か・・┐(´д`)┌ヤレヤレ