駅前のコンビニ前に、ぽつんと立っている女の子。
首に巻いたクリーム色のふわふわしたマフラーと、同じ色の手袋。
コートの下から、チラリとはみ出たスカートで同じ学校の制服を着ているのだとわかる。
「おはよう、弥奈(やな)」
空太(くうた)が声をかけると、女の子は顔をあげた。
「空太くん、おはよう」
弥奈はほんの少し首を傾け、ニッコリと寒さも吹き飛ばすような笑顔をくれる。
だけど、すぐに曇ってしまう。
「どうしたの? なにかあった?」
空太はたずねながらも、学校へ向かいながら話そうと促す。
「ちょっと、嫌な夢を見ちゃって……」
弥奈の吐く息の白さが、気持ちを表すように濃くなる。
そんなにも嫌なことだったのだろうか。
「夢見ないほうだから、気になっちゃうのかな」
「そういうのって、人に話したほうが現実にはならないって言うし、気持ちが楽になるよ」
「うん、ありがとう************
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