テラーノベル
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続きです
もうすぐ記念すべき100っすね。
いや、早いか。
教室の扉を無機質な音を立てて開けると、
そこには既に2限目のホームルームが始まろうとしている1-Aの光景があった。
永久が自分の席へ向かおうとした瞬間、凄まじい熱量を持った怒号が鼓膜を震わせる。
爆豪だった。彼は自分の席から身を乗り出し、今にも爆破をかましそうな勢いで永久を睨みつけている。
その剣幕に、周囲の切島や上鳴が引き気味に宥めているが、全く効果はない。
永久 「中庭。猫がいたから。あんたに関係ないでしょ」
爆豪 「あァ!? 関係あんだよボケが! 謹慎明け早々てめぇがフラフラ消えてりゃ、
また余計な騒ぎ起こしたんじゃねぇかって疑われんだろうが! ほら、そこに座れ!」
爆豪が指差したのは、教室の後方、掃除用具入れの前の床だった。
永久 「、、嫌だ。汚い」
爆豪 「いいから座れっつってんだよ!!」
結局、爆豪の気迫に押し負けた(というより、これ以上騒がれるのが面倒になった)永久は、
床に正座させられる羽目になった。爆豪はその前に仁王立ちし、まるで親か教師のような説教を始める。
爆豪 「いいか、てめぇは今『保留』っつー危うい立場なんだよ! 教師の目ぇ盗んでサボりゃ、
それだけで素行不良でインターンの道も完全に断たれるってことが分かってんのか!?」
永久 「分かってるし。でも、あいつらの物差しで測られるのは不快」
爆豪 「不快だろうが何だろうが、今は首輪つけられてる自覚持てっつってんだ!
てめぇが野良犬みてぇに消えたら、誰が、、」
爆豪が言葉を詰まらせる。その視線は、説教の体裁を取りながらも、
昨日自分の部屋で無防備に寝入っていた少女への、危ういほどの心配に満ちていた。
相澤 「爆豪、説教はそのくらいにしておけ。敵愛、お前もだ。いつまでもそこで正座してないで席に着け」
相澤の呆れたような声で、ようやく教室に平穏が戻った。だが、永久の胸中には、
爆豪が必死に自分を「こちら側」に繋ぎ止めようとする必死さが、
冷たい氷を溶かすような微かな違和感として残っていた。
放課後、誰もいなくなった廊下を通り、永久は相澤に呼び出された。
相澤は窓の外、夕闇が迫る街並みを見つめたまま、重苦しく口を開いた。
相澤 「お前のインターン先についてだ。公安委員会からの正式な回答が来た」
永久 「どうせ却下でしょ。期待してない」
相澤 「いや、一つだけ受け入れ先が見つかった。お前の『保留』という不安定な身分、
そしてあの夜にプロへ向けた反抗的な態度。それら全てを『監視下で利用する』という条件でな」
相澤がデスクの上に置いた一枚の書類。そこには、あるヒーローの名が記されていた。
相澤 「かなり特殊なケースだ。本来、お前のような段階の生徒が行くような場所じゃない。
だが、公安が『ここ以外は認めない』と突きつけてきた」
永久がその名前をなぞる。
永久 「、、ホークス。、、福岡の、、?」
相澤 「ああ。速すぎる男だ。公安の意向を汲みつつ、
お前という劇薬を最も近くで御せるのは奴しかいないと判断されたんだろう。
正直に言えば、俺は反対だ。あそこは、、お前が求める『ヒーローの理想』がある場所じゃないかもしれない」
永久は、書類に記された翼を持つヒーローの顔写真を見つめた。 公安の操り人形か、あるいは。
永久 「、、、いいよ。どこへ行っても、やることは変わらない。」
相澤 「、、そうか。それと今回のインターンでお前の仮免について正式に決まる。
ホークス次第だがな、」
永久 「公安の機嫌で左右されるほど私はヤワじゃないから」
永久の瞳に宿る光は、救済への希望ではなく、真実を暴こうとする鋭い刃のようだった。
相澤 「、、そうだな。、、それと、中庭のどこn」
永久 「猫なら木下。日陰にいる。」
相澤 「!、わかった。」
はいどうでしたか
1690文字。
終わります。
コメント
13件
相澤先生w猫探しw ホークス、、、わかるよね??
相澤先生もしかして猫好き? 今回も良かったよ!続き楽しみにしとるねー!
相澤wネコ探すのねw