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mtor
li × rs
1日目
―――
rs 視点
「 らいと 、 朝だそ 〜 。 おきろー 」
痛くないように優しく腹を叩くが 、 らいとが起きる気配は全くない 。
すー 、 すー と 寝息を立てて呑気に眠っている 俺の恋人。
「 今日 、 1年記念日なのになぁ … 」
今日までにふたりでしっかり決めたデートプラン 。
絶対に早く起きるから! と言うらいとの願いで 、 出発時間は 朝の9時にしたのだが 、 全く起きない。
「 起きて、 らいと。 水族館行くんでしょ 〜? 」
水族館は 、 俺らが初めてデートした時に行った場所。
その日もらいとが 寝坊して 、 水族館を回る時間があまりなかったのを覚えてる 。
「 ん… ろぜぇ、? 」
「 あ、 おはよ らいと 」
「 おはよ … いま何時 、? 」
「 8時半だよ 」
俺が現在の時刻を口にすると 、 らいとは慌ててベッドを飛び出す 。
―― あの日と同じだ。
慌てて 身支度をする背中を見ながら 、 俺はベッドに腰を下ろす。
遅刻しそうなのに 、 なぜか嫌な気はしなかった。
らいとは 、 このままが いいのかもしれないな。