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服装が性別の判断基準の世界が大嫌い
春。-中学一年生-
新しい人、知らない先生。
同じ小学校出身の子が多いとはいえ少し緊張する
グループ分けや班分け、係・委員会決めなど先生もやることが多くて大変だろうな
少女漫画によくあるようなこれといった一目惚れというものもなく
ただただ時間が過ぎてゆくだけであった。
友達作りなど今までしてこなかったのが運の尽き、新学期初日。
どこのグループにも所属できず。
友達作りをしてこなかったとは言うが友達がいない訳では無い
後日グループに頑張って入ろうとしたが入りきれなかった可哀想な子とでも仲良くしていれば学校生活などそれなりになんとかなる(多分)
「はーい始業式始まるから、体育館移動してーー」
若い男性の声が教室に響いた
んー顔的に数学かな
皆も一斉に移動していく、ああほら
あそこの人たちなんてとても気まずそうにしている
そんなに苦笑いでどうにかしようとする必要なんてないだろう
そのうち陰口のターゲットになるやつが生まれる。
そのターゲットになりやすいのが笑って誤魔化そうとする奴が殆どなのだから
笑ってヘラヘラするからアホ共は何言ってもいいと思うんだ
そういうやつとは極力関わりたくないと思う
面倒なのだ。人間関係は。
そんな事が悩みの種になって学校を嫌うくらいなら一人でいいと思うけど多分脳の造りが違うのだろう、話し合っても分かち合えないから何も言わずにスルーする。
色々と考えてる間に体育館に着いた。
校長先生の話に教頭の話、いくらなんでも長過ぎないか
毎年恒例のネタなど始業式の1年に向かってやっても何の意味があるのか
まぁ、来年笑えるようになっているだろう
教頭が「それではこのまま歓迎会へと続けたいと思います」そう言った
そういえばそういう物をやると聞いた
代表生が前に出て先輩に向かって挨拶するのである。
その代表性は女性だった。だけどズボンを履いてベルトをしていた。
驚いた、制服にズボンがあることは知っていたが皆スカートを穿いているとばかり思っていた
新入生代表の挨拶でズボンを履いて、緊張した表情も見せずに 飄々と挨拶している。
私には到底できないだろう
人と関わりたくないくせに人に対する見られ方は気にしてしまう
本当は私だってと思ったがそう思ったところで出来ないと分かっている
だから、私は本音を心の奥底に閉まった
始業式が終わり教室へ戻った。
彼女はどのクラスなのだろう ただそれだけが気になった。