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お久しぶりです(*^^*)今回は恋愛系(?)です(๑•̀ㅁ•́ฅ✨
結構頑張った!
〜伝わらぬ愛〜
誰を愛してもそうでした。愛されてると感じることが出来なかったのです。愛した人は兄でした。恋情なのかは定かではないですが、家族に、兄弟に向ける愛ではないことは事実で、それが一方的な愛というのも事実でした。兄は私が嫌いで、目も合わせてくれません。兄と最後に話したのは4年前です。今はお互い一人暮らしですが学生の時は実家暮らしで毎日顔を合わせていました。兄は私の服装や交友関係に目敏く、毎日のようにその服装はお前にしっかりしたものを着ろ、友人は選べと言ってきます。私は流行りが分からず、服はいつも友人が選んでくれていました。なので、友人に大人しそうな服を頼んだら、兄はその服はお前にふさわしくないといってきます。しかし、私は兄が嫌いになれなかったのです。逆に好きでした。叱られているとわかっているのに兄がその時間だけ私のことで頭がいっぱいになっていると考えるだけで頭が溶けそうです。兄には好きな人がいたそうですがね。日記の中をこっそり除くと好きな人との思い出が書かれていました。兄に好かれている、なんて羨ましいんでしょう。私なんて血が繋がっているのに嫌われているんですよ。酷いと思いませんか。でも好きだから、愛しているから、憎めないんです。
私は昔からそうなのです。友人には恵まれますが愛する人には恵まれない。兄しか愛したことがありませんがね。
ーーー鈍感なあの子が愛おしい。
兄の日記にはこう書かれていました。私もあなたに愛されたかった。
だから辛かった。あなたとの思い出を胸に私は消えます。
親不孝でごめんなさい。
兄を愛してごめんなさい。
ーーーーこれは僕の愛する人の遺書です。
昔から鈍感で、ほんとに困ったものです。僕も昔はこの感情はおかしいと思い、愛する人に八つ当たりするという過ちを犯しました。愛する人に酷いことを言い、死に追いやるほど傷つけてしまいました。なので僕は死んで償い、地獄で反省します。
主人公(?)たちの見た目は自由に想像してください!
ついでに良ければどんな人を想像したかコメントで教えて下さいm(_ _)m